いつの時代、どこの国にも必ず愛国者気取りのバカがいます。
日本の近代史以降で、最もバカだと思われるのは明治時代にロシア皇太子をサーベルで切り付けた大津事件の津田三蔵ではないでしょうか?

wikipediaから引用
津田が斬り付けた理由は、本人の供述によれば、以前からロシアの北方諸島などに関しての強硬な姿勢を快く思っていなかったことであるという。また事件前、西南戦争で戦死した西郷隆盛が実はロシアに逃げ延び、ニコライと共に帰って来るというデマがささやかれており、西南戦争で勲章を授与されていた津田は、もし西郷が帰還すれば自分の勲章も剥奪されるのではないかと危惧していたという説もある。

この事件の第一報を聞いた明治天皇は顔面蒼白になったそうです。
当時はまだ極東の小国でしかなかった日本は、大国であるロシアが報復の為に日本に攻めて来るのではと、肝を冷やしたと思います。

日本の他にも自称愛国者のバカはいます。
多分、これまでの世界の歴史の中で最もバカだと思われる人物は朝鮮の安重根ではないでしょうか?
この男のしでかした事件で、後の朝鮮の運命は決まってしまいました。

この自称愛国者達は、後、先の事は一切考えずに衝動的に行動を起こし、国民を巻き込んで国を不幸のどん底へと突き落とします。が、達の悪い事に当の本人達は自分の行為は愛国的行為だと信じ込んでいる始末に終えない連中です。
そして、みなさんもご承知の通り、okwaveにも自称愛国者の連中がかなりいます。

事情通のみなさん、周辺国と緊張が高まる現在、愛国者気取りのバカが出てきて、日本と日本国民を奈落の底に突き落とすような事をしでかさないでしょうか?私は非常に心配で夜も眠れません。

A 回答 (4件)

愛国者という言葉は日本語では一つですが、英語に訳すと実は二つの言葉に分かれます。



一つは、「Nationalism」。カタカナでナショナリズムです。
国家主義とか国粋主義と記す時もあります。

ナショナリズムというカタカナ言葉の方が意味が通じやすいでしょうが、要は自国だけ利益を貪ればよいという考え方。
その際には、他国に危害を加えることなど、意に介しません。

質問者さんのいうところの、津田三蔵がまさにそうですね。

安重根については、評価を保留します。
やったことは、一国の重鎮である伊藤博文の暗殺ですが、残された資料を調べる分には、彼なりに東アジアの平和と独立を考えていたようだ。一例として、明治天皇に尊敬の念はもっていたようです。

まあ、考えが純粋だからといって、それが政治的に正しいかどうかは別であり、結果として当時の大韓帝国を日本併合の流れに向かわせたのは、歴史が示すとおりです。(※)

(※)伊藤博文は、連邦国家という構想で、韓国の保全を考えていたらしい。実は韓国併合反対派。


と、また話が長くなりましたが、もう一つが「Patriotism」。
辞書で訳すと「愛国心」なんですが、ニュアンスが少し違い、自分の家族を愛し、生まれ故郷を愛し、その延長上で祖国を愛するという考え方です。

こちらの考えには、他国をやっつけて自国の栄光を誇ろうなどという発想はなく、純粋に家族と所属する組織体、そしてそれらの統合として国を愛そうという発想です。

第一次安倍内閣の頃の安倍さんは、そういったPatriotism的な愛国心を「愛郷心」と呼ぼう、といった趣旨の発言をしていた記憶があります。

指摘には、「Patriotism」的な愛国心は大事にしていきたい。そう考えています。
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この回答へのお礼

私は個人的には、パトリオットもナショナリストもたいして差はないのではないかと思います。
テロを起こし他人を傷つけた、又は、暗殺した場合になって初めて、「あいつはナショナリストだ」などと呼ばれるのではないでしょうか?

安重根は結果的に見て、ナショナリストでありテロリストです。
回答者さんは、明治天皇に尊敬の念を持っていたと書かれていますが、津田三蔵の件と同じく、安重根のした事は明治天皇にしてみればいい迷惑です。
中には明治天皇が安重根を使って、伊藤博文を暗殺したと勘繰る人まで出てきてもおかしくない。
そして、安重根が本当に明治天皇を尊敬していたのならば、事件後の取り調べで、口が裂けても明治天皇を尊敬しているなんて言わないでしょう。

明治天皇にしても朝鮮の民衆にしても、安重根はただの迷惑な存在でしかなかったと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2014/04/17 09:03

そのまま死ぬまで眠らなければいい。

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愛国者には2種類あって一つが国の事を考えて経済や社会に貢献したりそうなろうとする真の愛国者。

もう一つは国家の皮を被って自分を大きく見せようとする自称愛国者。最近増えてるのは後者。考えてみれば日本のソフトパワーを天皇に依存することは日本にとってリスクだって事は分かるでしょう。結局自称愛国者達にとって国家とは自分を大きく見せる為の道具に過ぎない訳です。
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それは正義の遂行だからです。


人間は正義というお題目の元に人を殺したり、人を罰したりするとき、脳内では善意としての快楽を味わう事になります。人に親切にしたり、援助したり、人助けをしたりといった行為と同様の行為としての人殺しが人間の無意識にはあるのです。

歴史上多くの悲惨な大量殺人や大虐殺は正義の遂行として行われます。そんな悲惨な事態が起こるのはその指導者たちによって植え付けられた悪魔殺しや魔女狩りの物語が広く社会に受け入れられている土壌があります。差別や偏見によって対象者が多くの被害を被るのも同じような社会的背景があります。

今、ウクライナでは、政権にネオナチや反ユダヤ主義を主張する政治家が政権の閣僚として政策を進め、多くのウクライナ人がそれを支援しています。日本の主要メディアでは全面的に反ロシアとしてのウクライナ報道がなされていますが、ウクライナは異常なフィクションで政治が大きく動く状態となっています。国民に大きな不満が蓄積されているとき、集団心理として単純化された魔女狩り的ストーリーが正当化され魅惑の物語として語り広まってゆくようです。
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