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おどりば

うつです。ニートです。でも前向きにブログやります。

克服を目指して!うつ病歴15年の私が挑戦した「うつ病の治療法」紹介。

うつ病 レビュー

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こんにちわ、サユです。

人生の半分以上をうつ病と一緒に過ごしている現役うつ病人です。

 

15年もうつ病をやっていると、うつ病の治療法についてもそれなりに詳しくなります。いろいろ調べましたからね!(苦笑)

うつ病の治療というと、投薬のイメージが強いと思いますが、それだけじゃないんです。

 

今回は、私がこれまでに実際に体験してきたうつ病の治療法について紹介したいと思います。

 

 

⑴投薬治療

メリット:簡単

デメリット:副作用 長期戦になる場合が多い

 

まずはこれですね。一番一般的で、基本的な治療法です。精神科に行って、薬を貰って、飲む。

うつ病の薬にはかなりいろいろな種類があります。それらの中から、患者の不調を解消できる薬の組み合わせを探っていくのが、投薬治療の基本方針になります。

 

私も、一ヶ月に2回通院して、薬を処方して貰っています。

うつ病歴が長いので、うつ病の治療のために使える薬はほとんど全部試したことがあると言っても過言ではなく、処方される薬もほぼ固定されている状態なのですが、私に合いそうな新薬が出た時には処方してもらうようにしています。

 

薬だけでうつ病を克服することは難しい、というのが私の考えです。

ですが、薬無しでうつ病を克服するというのも、かなり大変なことだと思います。少なくとも今の私はまだ、薬の必要性を感じています。

 

薬だけに頼らない、という考えが大事なのではないでしょうか。

 

 

⑵カウンセリング

メリット:精神的に楽になる 新たな発見がある

デメリット:解決にはならない

 

カウンセリングは、カウンセラーさんとの相性によってかなり効果が異なってくると思います。
私が初めてお世話になったカウンセラーさんとは極めて相性が悪く、カウンセリングに行くこと自体がストレスになって体調を崩すという具合でしたから、数回でやめてしまいました。

 

カウンセリングだけでうつ病を治したという話は聞きませんが、うつ病の原因を突き止める上では有効な治療だと思います。

 

ちなみに、二人目にお世話になったカウンセラーさんとはとても相性が良く、カウンセリングというよりは、普段親には言えないようなことをぶっちゃけてスッキリする場として活用させていただきました。

 

 

⑶ETC(電気けいれん療法)

メリット:効く人には効く

デメリット:全身麻酔+筋弛緩剤 入院が必要 副作用の可能性

 

私がこの治療を受けたのは約10年前で、mETC(修正電気けいれん療法)という名称が正確であるようです。

簡単に言うと、頭に電気ショックを与える!という治療法です。

全身麻酔と筋弛緩剤を使用し、手術室で頭に電気を流します。入院して、数回繰り返す必要があります。

 

私は副作用として、記憶が少し飛びました。普段の生活に支障が出るようなことは無かったのですが、施術後、なんでこんなこと忘れてたんだ?!と思うことが何度かありました。

 

頭に電気ショック!と言ってしまうと、なんともショッキングなイメージを与えるかと思いますが、特別危険な治療法だというわけではありません。

ただ、あまり簡単に採用される治療法ではないということも併記しておきます。いきなり「じゃあETCやりましょうか!」と言われることはまず無いでしょう。

 

全然治らない、もう他に手段が無い!という重症のうつ病患者さんに対して実施されることが多いようです。

 

 

⑷TMS(磁気刺激治療)

メリット:効く人には効く

デメリット:高額

 

厳密には rTMS (反復経頭蓋磁気刺激法)と言います。

磁気を用いて脳の特定の部分に刺激を与え、脳の血流を増加させることによって、低下した脳の機能を回復させていく、という治療法です。

 

副作用が一切無く、とにかく安全なのが特長です。カチカチカチという音と、磁気で刺激する際の軽く叩かれるような痛みにさえ慣れてしまえば、40分程度の間椅子に座っているだけで治療が終わります。私はいつも爆睡していました。

30回程度通う必要があります。

 

個人的に、今回挙げる治療法の中で一番効果があったと実感しているのがTMSです。一度は寛解という診断を貰うところまで改善しました。

残念ながら、寛解状態を保つことはできなかったのですが……。

 

健康保険適用外なので、非常に高額なのが最大のデメリットです。

病状が悪化してどうしようもなくなってしまったら、またTMSに頼ることもありえるかもしれませんが、今はちょっと考えられません。

 

 

⑸マインドフルネス

メリット:ほとんどお金がかからない

デメリット:自分の意志で続けなくてはならない

 

認知療法の1つです。呼吸法と自己洞察を行います。

うつ病・非定型うつ病新型うつ病)・パニック障害PTSDは、マインドフルネスで完治の可能性がある、とのことです。

 

独学で身につけるのは難しいとのことだったので、指導を受けに行ったのですが、私にはどうも合わなかったようです。

瞑想のようなことをするのですが、私は何も考えずにじっとしていることができず、呼吸を意識すると息苦しくなってしまい……。

残念ながら、続けることができませんでした。

 

マインドフルネスは最近いろいろな場面で話題になっていますし、しっかり取り組めば効果が期待できる治療法なのだろうと思います。

 

 

栄養療法

メリット:根本的な解決になりうる

デメリット:サプリメントが高額

 

うつ病の症状の原因は必要な栄養素の不足であるから、それを補うことによって症状を改善していこう、という治療法です。

最近はテレビで取り上げられる機会も増え、かなり知られるようになってきました。

 

栄養療法を行っている医療機関で詳細な血液検査を行い、不足している栄養は何なのかを調べて、その結果に応じて糖質制限を行ったり、サプリメントの処方を受けたりします。

 

私はまだ、栄養療法を実施している医療機関で検査をしてもらったことはありません。個人で、不足しがちな栄養素のサプリを飲んでいる程度です。

ですが、近々受診する予定です。ちゃんと検査を受けて、自分の体の状態を見てみたいと思っています。

 

デメリットは、処方されるサプリメントが高額であること……だそうです。どのくらい高いのか、実際に受診した際に確かめてみたいと思います。

 

 

うつ病は早期治療が一番大切。

うつ病は、早期治療が一番です。

症状が軽いうちに対策を取ることができれば、私のように15年もうつ病で苦しむようなことにはならないでしょう。

今は、私がうつ病になった頃と比べたら、うつ病についての理解も、研究も、はるかに進んでいます。

 

今回は、私が知っている限りのうつ病の治療についてまとめてみました。

私と同じように、長期間にわたってうつ病に悩まされている人にとって有益な情報となることを、願っています。