仕事や学業などの成果をあげるには、思考法を枠組み化・体系化することが不可欠。そのために頭の整理の仕方やアウトプットの仕方を学びたいと考えている方を対象に、すぐに使えて効果が大きい5つのフレームワーク(思考法)を今回紹介する。
ヌケ・モレなし! 仕事の成果が3倍上がる はじめてのフレームワーク1年生 (Asuka business & language book)
- 作者: 松島準矢
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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1. 仕事に着手するときの思考法
仕事に着手する際の着眼点。「①ゴール(目的・主旨)」「②目標」「③スコープ」「④関係者」の4つの項目を定義することで、仕事に円滑に取り組めるようにする。
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2. 仕事の全体像を把握するときの思考法(GPDCA)
「Goal(ゴール設定)」「Plan(計画)」「Do(実施)」「Check(確認)」「Action(振り返り・改善)」を踏まえて仕事の基本的な流れを確認することで、段取り良く仕事をすすめるためのプロセス整理方法。GPDCAサイクルとも呼ばれる。
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3. 問題解決の基本思考法
問題解決を進める際に、あるべき姿(理想)と現状を明確にすることで課題(理想と現状とのギャップ)の抽出と解決策の立案を図る思考法。
4. 抜け漏れや重複をなくしたい時の思考法(MECE)
仕事における抜け漏れや重複を無くすための思考法。MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)とも呼ばれる、マッキンゼーが提唱した思考法。
例えば「人間」を例とした場合…
人間を男性と女性に大別した場合(戸籍上の性別)、
他に性別はないので抜け漏れはない。
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人間を20代と30代に大別した場合、重複することはないが、
10代や40代などの年代もあるので漏れがあるということになる。
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人間を男性、女性、高校生に大別した場合、漏れはないことになるが、
高校生は男性・女性いずれにも属する属性なので重複があるということになる。
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人間を就業者と主婦に大別した場合、他にも学生などの属性があるので漏れがあり、
また主婦でも就業者(パートなど)である可能性があるので重複もあることになる。
5. 人を巻き込むときの思考法(RACI)
スケジュールを進めるにあたって、関係者の役割分担を整理するための思考法。プロジェクトマネジメントの世界でよく用いられている。「Responsible(実行責任者)」「Accountable(説明責任者)」「Consulted(相談対象者)」「Informed(情報共有対象者)」の4つの項目を定義する。それぞれの頭文字をとってRACIとも呼ばれる。
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