女性らしく見える「横座り(お姉さん座り)」をしていませんか?
家でくつろいでいるときに、気づいたら“お姉さん座り”をしている人っていませんか?そんな人は要注意! 婦人科系疾患になる習慣を自ら作っていると言っても過言ではありません。
実は“お姉さん座り”は、女性の健康面から考えると絶対してはいけない座り方。その理由は体のあちこちに負担をかけるためです。
横すわりをつづけるとどうなる?
骨盤がゆがむ
右に足を出しての横すわりだと股関節が反時計回りにねじれてそれに伴い骨盤も左に傾斜します。次いで垂直のはずの腰の骨(腰椎)がCの字に側弯をお こします。それにバランスをとるように背中の骨(胸椎)が逆Cの字に側弯を起こし首の骨(頚椎)も歪みます。(環境によって必ずしもこのパターンになると は限りませんが)
「いつも右か左のどちらかに傾けているので、骨盤がゆがんでしまう」ということです。
骨盤が歪んでいると、子宮も圧迫されてしまい負荷がかかります。こうした理由から、正常な状態を保つために骨盤矯正で整えておくのが良いと言われています。また、骨盤の歪みは下半身のむくみや、代謝が悪くなり痩せにくくなる原因となります。
股関節を圧迫する
“お姉さん座り”は骨盤の歪みにつながるだけでなく、股関節を圧迫してしまいます。右側に足を出す横座りは左腸骨に重心が移動し、股関節がねじれてしまいます。そのねじれが股関節を圧迫します。股関節が圧迫されると、血液の循環が悪くなります。子宮の血の巡りが悪いと、頭痛・肩こり・眼精疲労を引き起こす可能性があります。
姿勢が悪くする
横座りは、体が傾くため、そのバランスをとるために、腰や背中に、大きな負担をかけてしまいます。そして、この横座りをする時、大半の人は、同じ向きに足を崩していることでしょう。これがさらにゆがみの原因となり、腰痛を悪化させてしまいます。
腰に負担がある座り方を日常的に続けていると、だんだんと背骨が曲がっていってしまい、正しい姿勢を取れなくなってしまいます。
血液循環を悪くしてしまう
横すわりによって股関節が圧迫されると血流が悪くなります。さらに横すわりのとき体の傾きを調整するために筋肉に負担がかかるため血流が悪くなります。
血流が悪化すると、だるさや倦怠感と言った疲労を感じやすくなります。血流が悪化すると、不要な老廃物、二酸化炭素を体外に排出することができず、 身体の中に長くとどまるようになるからです。
座る時はちょっとだけ注意して!
足を投げ出して座るとひざ は楽です。また、ひざが伸ばしきれない人は、足を投げ出した状態で、ひざ裏にクッションやまるめたバスタオルを敷いて、軽くひざが曲がりリラックスした状 態にしましょう。
しかし、足を前に投げ出す座り方は、先ほど書きました通り、その姿勢の維持がむずかしいため、座椅子を利用することをオススメします。座椅子は、姿勢を保つ筋肉の負荷を減らすために背もたれを利用した使い方にすると、腰が不調な人にもオススメです。
体を傾けたり、重心を片側に寄せたりすることなく、正しい姿勢を心がけましょう。
座るなら、股関節に負担がかからない“正座”・“あぐら”・“体育座り”のほうがいいらしいです。
股関節ストレッチ
股関節に悪い動きとしては、「重い荷物を持つ」「和式トイレ」「女の子座り(お姉さん座りも含む)」「脚を組む」などです。
悪い姿勢、とくに猫背で歩いたり、片足に重心をかけたままの姿勢は、思った以上に股関節に負荷がかかります。
歩く時は体重の4倍、立ち上がる時は体重の7倍、走る時は体重の8倍も負荷がかかるときがあります。
日頃から負荷の少ない歩き方、座り方を習慣化する必要があります。
5分で股関節を柔らかくするストレッチ
5分で股関節を柔らかくするストレッチの手順
柔軟性チェック
1、座って足を大きく開脚し、
上体を前に倒し、
どれだけ前に倒れるか覚えておく。
※背中を丸めないようにする
2、胡坐の姿勢から足の裏を合わせ、
両手で足のつま先を持ち、
少し引き寄せ、
両膝を上下に振る(20回)
3、足を軽く前に置き(足1個分前に)
足首を持ち上体を軽く前に倒し、
両肘で両膝を下に押し下げる(10秒)
4、足を軽く引き寄せ、
片方の太モモを体重を乗せて肘で押さえ、
逆の足を手で押し下げる(10回)
以上のプロセスと足の役割を変えて繰り返す
5、膝立ちになり、
片方の足を横に広げる。※つま先は前向き
そして、内モモを床に近づけるように体を上下に揺らす(10回)
そのあと、つま先を上に向けて同じように体を上下に揺らす(10回)
以上のプロセスを足の役割を変えて繰り返す
※内モモが伸びていることを感じる
6、座って足を大きく開脚し、
片方の太ももを手でさするように揺らす(10回)
※足が大きく揺れるように揺らす
以上のプロセスを足の役割を変えて繰り返す
7、膝より少し内側の太モモを軽く叩く
※優しく叩く
※膝から股関節に向かって叩く
8、両手を後ろに置き背筋をグッと伸ばし、
両足のつま先を上に向け、胸を張り、
反動をつけて上体を前に倒す(10回)
9、手を軽く前に置き、
頭の上で円を描くようにゆっくり体を回す(3回)
逆側にも回す
最後にもう一度、柔軟性チェック。
終了です。お疲れ様でした。
その他の動画で学べる股関節のストレッチ
このストレッチなら学校でも会社でもできますね。
時間を見つけては股関節のストレッチを続ければ、股割りができるようになるかもしれませんよ。こんなふうに↓
ちなみに僕は毎日ストレッチしてますが、今だ股割りできてません。股割りの道のりは遠く険しそうです。
股割りをどうしてもできるようになりたいという方いらっしゃると思います。安心してください。これをやれば股割りができるという動画を見つけてきました。股割りがどうしてもやりたい方はご覧ください。
この動画の女性のように股割りができるようになれたらいいですね。
いつか股割りができるようになるため僕はこの動画のストレッチを実践中です。
おかげで股が痛いです。痛みのせいで歩き方がおかしくなってます。
「股関節のストレッチだけじゃ嫌だ。他の部分もストレッチしたり、鍛えたりしたい」という方いらっしゃるんじゃないかと思います。安心してください。動画見つけてきました。ご覧ください。
動画に登場するトレーナー(?)は怪しいですが、トレーニング内容はまともなので、安心して実践してみてください。
他にもいろいろな股関節のストレッチはありますが、その紹介は別の機会にしようかなと思います。あんまりいろいろ詰め込みすぎると記事が卒業式の来賓祝辞みたいに長くなってしまうので。
最後まで記事を読んでくれた方、ありがとうございます。