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カイゴの学校

介護について、現場での体験を交えながら、分かりやすく。

介護業界への就職を考えている方は必見! 現場スタッフは、この10タイプ!【5コマ目】

おはようございます!

今はまだ小雨が降っていますが、午後には曇りとなり、

明日は1日晴れるとのこと。嬉しい限りです。

 

個人的には夏が大好きですので、あと3か月ほど、

早く経たないかなあと楽しみにしています。

 

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さて、今日のお題は、

「介護の現場には、いったいどんな人が働いているの?」です。

 

私は、もともと塾講師をしており、

最期の1年間は教室長として、生徒や親御さんのフォローをしておりました。

その後、20代後半になって改めて福祉の大学に入学、卒業をしまして、

介護の現場へと入りました。

 

ですので、少しだけですが、

介護業界を冷静に分析できるのではないかと自負しております。

 

それでは、タイプ別に、ご紹介していきたいと思います!

 

新卒入社組

4年生大学を卒業後、すぐに、介護系企業に就職された人たちです。

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やはり、女性が多いですが、最近は男性もチラホラ。

新卒入社組は、大きく2タイプに分かれます。

 

➀人生いまだよく分からず型

・「とりあえず、内定が出たので」「おばあちゃんや、おじいちゃんが好きなんです」 先のことを考えるのが面倒くさい、どう考えていいのか分からない、方が多いです。学生気分が抜けきらず、また社会経験もないため、他の先輩職員から、そして利用者さんからも、頼りなく見えてしまいます。高齢者が好きなキモチを自身の拠り所にしているため、「仕事」としての意識が低いです。

  なぜ、それを行うのか? 介護保険上の位置づけは?など、考えたこともなく、高齢者とおしゃべりすることが介護という仕事だと勘違いし、楽しんでしまうことが多いです。連絡もなく、突然、休んでしまうことも、よくあります。

 

➁キャリアアップ志向型

・「なぜ、介護業界に就職したの?」と現場の職員も驚くほどの段取りの良さと、誰とでも笑顔で話せるコミュニケーション能力を持っています。 入社時点から、「何年後こういう能力を身につけていたい」と明確な目標をもっており、会社自体も、期待をしています。主にデスクワークで本領を発揮し、2,3年ほどで、施設長、エリアマネージャークラスへと昇進する人もいます。

 

中途採用

私もこの部類に属します。

中途採用組は、大きく3タイプに分かれます。

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➂次までのつなぎ型

・転職に失敗した、前の会社をクビになったといった理由でハローワークに通ううちに、なんとなく興味を持った方や、生活していく上で、どうしても職につかないといけない、といった方が多いです。前職のキャリアに未練がある、介護現場は想像以上に凄まじかった、などの理由で、3か月〜半年ほどで、いつの間にか辞めていきます。

 

➃ダブルワーク型

 ・他の介護施設であったり、音楽や美術の仕事、居酒屋などを経営されていたり。「私の本業は、ココではない」と思いながらも、人生のバランスを上手にとる方が多く、意外と長続きしたりします。また、これまで培ってきたコミュニケーション能力が高いこともあり、利用者さんからも職員からも、人気がある方が多いです。

 

➄資格邁進型

・「もう私にはこの道しかないんだ」と決意を固め、自分のために、家族のために邁進される方です。真面目な方が多く、いつも落ち着いた雰囲気です。めったな事では、取り乱したりせず、頼りになる存在です。3年後に介護福祉士をとる、5年後にケアマネを受ける、など、長期のキャリアを常に意識しており、そのためか、我慢強く、利用者に手をあげる、暴言を吐くといった行為をしてしまう人たちとは対極に位置します。

 

 

定年間近オッサン組

・「金持ち父さん、貧乏父さん」ではないのですが、大きく2タイプに分かれます。

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➅我が人生余裕アリ社会興味型

・早期退職、もしくは定年後すぐの人たちです。すでに一定の貯蓄があり、最近ちょうど孫が生まれた。カラダはまだ動くし、家でダラダラしていても退屈だ。社会に対して何か恩返しできるんじゃないか、といった人生観の人たちです。過去の実績を自慢する訳でもなく、分からないことはきちんと質問してきます。また、話題も豊富で、利用者を飽きさせることもありません。

 

➆これしかないんだカツカツ型

・いろんな職業を転々とした結果、今に至る、といった方です。対人関係も円滑で、いろいろなスキルを持っているのですが、長期的な視点で物事を見ることが得意ではなく、その場しのぎの対応やケアに対する考え方に顕著に現れます。「そもそも、」と立ち戻って考えることがないため、思考が硬直しており、そのことが摩擦を産む場面も見られます。

 

一番多いよオバチャン組

・介護現場に生息する最もメジャーな方々です。正直、この方々との付き合い方を間違えると、大変居心地の悪い職場となってしまいます。対策が必須です。大きく3タイプに分かれます。

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➇テキパキすごいよ姐さん型

・もともと他の仕事の経験があり、子育てを境に、介護の世界へ入ってきた人たちです。保育園の迎えや、夕食の支度など、時間の意識が圧倒的に高く、逆算して物事を効率的に進めます。自分の意見をハッキリと言いますが、理不尽なことで、他の職員に八つ当たりすることはありません。明るく、元気よく、テキパキとしており、「姐さん!」と他の職員からも慕われています。

 

➈自分のペースはダラダラです型

・子育ても一段落、お小遣いくらいは稼ぎたいな、といった方々です。まれに、「子どもは小さく、アルバイト初めてなんです」といった方も、ここに当てはまります。現場の仕事をスタートし、何ヶ月経った後でも、マイペースぶりは健在です。同じ時間帯に組むことになる職員は常にフォローを強いられます。

 

➉プライベートが暇でしょうがないのよね型

・結婚をされていない、もしくは離婚後、1人で生活をしている。この業界には、結構いらっしゃいます。それはそれで良いと思うのですが、問題が一つだけ。仕事を終わって、家に帰ってもやることがない。結果、職場に長居してしまう、という点です。本人は無意識ですが長居を望んでいますので、当然ですが仕事のひとつひとつが遅くなってしまうんですね。また、職場への貢献意識が無駄に高く、徹夜でイベントの飾り付けをするなどしてしまいます。1人でやるには構わないのですが、少なからず周りは巻き込まれますので、注意が必要です。

 

最後に一言

10タイプを意識するだけで、就職後も、

スムーズに仕事にとりかかることができるのではないでしょうか。

以上、現場より、失礼致しました。

 

 Tomorrow never comes !     see,you!
(明日は必ずやってくるとは限らない→今日できることは、今日せよ!)