そういえば最近、ちきりん(伊賀泰代)のブログを読んでないなと、ふと気付いた。
https://www.google.co.jp/trends/explore#q=%22%E3%81%A1%E3%81%8D%E3%82%8A%E3%82%93%22
こんな感じで、注目度が2011年11月をピークに下る一方だ。
はてぶのホッテントリでちきりんの日記を目にすることも減った気がする。
もう賞味期限切れなのかな。
自分はたしか2010年か2011年ぐらいにちきりんの日記を知って、最初は発想が面白いと思ったり分析の切り口が鋭いと思ったりしたんだけど、ある時期から、ちきりん自身が主張する「自分のアタマで考える」が悪い方に出ているなという印象を持つようになった。
たまに自分(俺)がそこそこ知っている話題についてちきりんが論じているのをみると、あまりにも調べ物をサボりすぎというか、その道の専門家たちが何を言っているのかを考慮せずに、自分のアタマだけで考えた図とかが載ってて杜撰さを感じるんだよね。
そして年々、煽り口調が激しくなってきた気もする。炎上狙いというか。
ちきりんて結局、IQが高いだけで特に専門性はないコンサルタントって感じの人だったんだろうね。
外資系の金融だの大手コンサル会社だのといったところに務めてたといっても、要は人事部のおばちゃんでしょ?
社会派ブロガーを名乗ってるけど、人事部のおばちゃんが通用する範囲はさほど広くないよなぁ。
どんな話題でも、短時間でそれっぽい仮説を考えることはできるので、会社とか飲み屋にこういう人がいるとアタマの体操にはなっていいと思う。しかし今のネットでは専門家の見解をふつうに調べることができるから、単なるアタマの体操であるちきりんの日記に情報としての価値はないわけ。
しかもあるとき気付いたんだけど、ちきりん風の「IQが高いけど専門性がない人」の言うことって、じつは似てることが多かったりワンパターンだったりして、意外性がじつは少ない。
政治的な話題についてはとにかくリベラルっぽいこと、ビジネスの話題はとにかくグローバルっぽいことを言っておけば良い的な。
いや、もっとざっくりまとめてしまうと、なんか新しいものにとりあえず着目して、それと対比できる古いものを持ちだして比較し、古い方をとにかく叩いて「時代は変化してる!!」みたいなことを述べて終了というワンパターンな芸ね。
多様性を強調してる割に、「ちきりんの主張」はワンパターンだし、「ちきりん風の人たちが言うこと」も決まりきっていて、じつは全然多様じゃないんだよな。
そういう点に気づくと、賞味期限切れするのも仕方ないかなーって思う。