7ニュース「東京五輪エンブレム発表」 2016.04.25


3時10分になりました。
この時間は、東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム発表会をお伝えします。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの新たなエンブレムについて、大会の組織委員会は、こちら、最終候補4作品の中から、こちらの作品A、市松模様と藍色が特徴の作品Aに決めました。
このあと正式に発表される予定です。
こちらが新たなエンブレムに決まった作品Aです。
では、現在の発表会の会場のもようをご覧ください。
東京都内に設けられたエンブレム発表会の会場です。
まもなく、正式に新たなエンブレムが発表されます。
会長の森喜朗よりごあいさつ申し上げます。
森会長、よろしくお願いします。
大会の組織委員会、森喜朗会長があいさつをします。
お忙しい中、大勢お集まりをくださいまして、ありがとうございます。
まず冒頭に先ほど、エンブレム委員会でも、また私どもの理事会でも、黙とうをささげたしだいでありますが、このたびの熊本で起きた地震によって、お亡くなりになられた方々に対しまして、哀悼の意を表するとともに、今なお避難生活を送られている多くの方々に、一日も早く、平穏な日常が送れることができますよう、心から皆さんと共に、お祈りを申し上げるしだいであります。
さて、この発表会には、ご覧のように、国内外から、多くの来賓の方にお越しをいただいております。
私からご紹介を申し上げます。
まずIOC・国際オリンピック委員会からは、東京2020調整委員会のコーツ委員長。
そしてギラディ副委員長。
そしてIPCから、さがら理事が遠方からお越しをいただいております。
きょうのこの記念すべき日に、こうしてIOC、IPCから代表の方がお見えをいただいたことを、誠にわれわれにとっても光栄の至りであります。
さて、わが国のほうは、もうご承知の方ばかりでありますが、遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣。
馳文部科学大臣。
かわい東京都都議会議長。
失礼しました、先に飛び越えてしまいました。
舛添東京都知事。
JOC、竹田会長。
JPCのとりはら会長。
ご出席をいただいております。
またエンブレム委員会の皆様方も、またこの組織委員会の役員の皆様、理事から大変多くの皆様からもご参加をいただいております。
そしてこれまでエンブレム関係では、大変なご心配、またご迷惑をおかけをいたしました、われわれのいわゆるパートナーといわれます、スポンサー企業の方々にも、会場にお越しをいただいております。
大変長い間、ご迷惑をかけ、ご心配をおかけしましたことを、おわびを申し上げて、ご出席いただきましたことにお礼を申し上げるしだいです。
きょうはまず昼前から、開催いたしました、エンブレム委員会において、先に公表した4つの最終候補作品から、投票で1つを選んでいただいて、それを受けて、先ほど、私ども理事会を開催いたしまして、そのエンブレムは満場一致で、承認をされましたことをご報告を申し上げます。
これから決定されましたエンブレムを、エンブレム委員会の宮田委員長と、王委員により、発表いただきますが、エンブレム委員会の皆様のご尽力なく、今日の発表は迎えられませんでした。
委員会は9月末からきょうで数えること15回開いていただきました。
メンバーの皆様、お忙しい方ばかりでありますが、その中で貴重な時間を割いて、お集まりいただきましたことに、改めて感謝を申し上げるしだいです。
そして皆様、お待たせいたしました。
これから発表させていただきます。
私もきょうは朝から緊張とわくわく感でいっぱいでございました。
応募いただきました約1万5000のたくさんのエンブレム案から選ばれた、たった一つのエンブレムであります。
このエンブレムが、2020大会のシンボルとして、多くの皆様に親しまれることをお祈りをいたしたいと思います。
私の胸にあります、また皆さんにもあります、大概、皆さんはさっき、理事の皆さんは外されたようでありますが、招致の中で、世界中に活躍してくれたこのバッジでありますが、この招致委員会の公式なバッジも、この発表会をもって、外すことになります。
私は大事に大事に机の中にしまっておきたいと思っております。
きょうまで本当に、東京都の皆さんを中心に、このバッジを大事に大事にしていただいたことに対して、お礼を申し上げて、そして新しい展開にこれから入りたいと思います。
ご協力ありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは、改めまして、本日、会場には、トーキョー2020エンブレム委員会の皆様、そして、デザインのチェックでご協力いただいた審査員の皆様にもお越しいただいておりますので、ご紹介させていただきます。
まずは昨年9月より、およそ7か月間にわたり、大会エンブレムの公募から審査に至る仕組みを構築、実行され…。
東京都内のエンブレム発表会の会場の様子をご覧いただきました。
では、スポーツニュース部の佐藤記者とお伝えします。
佐藤さん、ご覧のこのAからDの4つの最終候補がありました。
このうちのAに決まったということですね。
そうですね。
こちらのAですけれども、こちら、市松模様をモチーフにしたものですね。
こちらのBですけれども、こちらは和を表現しました。
Cですが、こちらは風神・雷神をモチーフにしたということですね。
こちらのDですけども、この朝顔をデザインした、イメージしたものということでございます。
この中で決まったのが、この市松模様をデザインしたAということですね。
そうですね。
こちらのAですけれども、市松模様として広まったチェックのデザインが、今、日本の伝統色である藍色であしらわれまして、粋な日本らしさというものを表現しています。
こちらのように、この形の異なる3つの、3種類の四角形を組み合わせて、国や文化、思想などの違いを示すとともに、それを超えてつながり合うデザインに、多様性と調和というもののメッセージが込められています。
先ほど、森会長からも話がありましたが、今回は1万4000件を超える応募作品の中から選ばれたのが、この作品Aということですね。
どんな選考方法だったんでしょうか。
新しいエンブレムの選考に向けて、組織委員会は、前回の選考で、不透明さが批判されたという反省があったので、去年の9月に、選考にあう有識者会議、エンブレム委員会を立ち上げました。
選考委員会には、王貞治さんや杉山愛さんなどのアスリートや弁護士、インターネットの専門家など、幅広い分野から21人が名前を連ねました。
また前回、複数のコンテストでの受賞歴などを条件にしたため、応募が104件にとどまって、批判を受けたので、今回の応募条件は、受賞歴は関係なく。
エンブレムの決定を心待ちになさっていらっしゃる皆様、大変お待たせいたしました。
これより、トーキョー2020大会エンブレムを発表させていただきます。
多くの皆様に愛され、そしてときめきを共有でき、世界に発信できるエンブレムを決めるために、参画と透明性を、この2点を基本として、募集・選考を進めてまいりました。
デザイン募集には、多くの方々に参加を頂き、年齢層も住んでいる所も国籍も、本当に幅広い方々から多くの力の込もった、なんと1万4599件の作品が集まりました。
本日まで15回開催したエンブレム委員会や、形式条件、デザイン面の絞り込み、エンブレム委員会による審査、可能なかぎりの情報をお伝えし、絞り込み、また一部をライブ配信までいたしました。
その透明性を皆様にお伝えしたいためでございます。
4月8日に、商標調査手続きをクリアした作品を公開し、国民の皆様からのご意見を伺いました。
10日間でなんと延べ4万人を超える方から、約11万件のご意見を頂戴いたしました。
ここでも多くの方に参画していただいたことを、大変うれしく思っております。
そして本日、皆様から頂いたご意見を十分に参考にさせていただきました。
そして、最終審査を行いました。
審査では、各委員のさまざまなご意見がございました。
委員会の中でも、意見は正直、割れました。
しかし、議論を尽くし、エンブレム委員会の委員一同で、誠心誠意選ばせていただいて、このあと、このトーキョー2020大会のエンブレムを発表させていただきます。
まもなく新しいエンブレムが正式に発表されることになっています。
このあと、改めて正式に発表が始まりましたら、その様子をお伝えしていきたいと思います。
ではスポーツニュース部の佐藤記者とお伝えしていきます。
佐藤さん、今、宮田委員長からは、作品の選考にあたってのどういった経緯があったのか、どういう選考が行われたのかという話もありましたね。
宮田委員長も繰り返し述べていましたけれども、透明性ということですね。
それを一番強調していました。
去年9月に、エンブレム委員会が立ち上がりまして、重視していたのは、まず透明性ということを繰り返し、重視していましたし、強調していました。
この中で、先ほども述べましたけれども、専門家による2回のデザイン審査というのが行われまして、審査の様子の一部をインターネット上で公開するという、これ、透明性の確保という目的から、こういった取り組みも行いました。
そういった経緯の中で、去年のうちに64件に絞られまして、さらにことし1月のエンブレム委員会では、最終候補の4作品と、商標登録が通らなかったときの予備として選んだ、次点の4作品というものが選ばれました。
その後、商標登録の調査では、最終候補の4つのうち、登録できたのは1つだけで、さらに予備作品の4つのうち、登録できたのは2つで、合わせて3つの作品でした。
そして今、テレビの画面左下で、会場の様子をお伝えしていますが、まもなく、正式に新たなエンブレムが発表されることになっています。
このあと、あっ、今、エンブレム委員会の委員の王貞治さんが紹介されるところですね。
王さん、どうぞ。
エンブレム委員会の委員、王貞治さんが壇上に招かれました。
それでは王委員、発表を控えた今のお気持ちをひと言よろしくお願いします。
ここから手前の私だけ知っていて、皆さんが知らないというのは、大変わくわくします。
野球一筋に生きてきまして、このたび、思いがけず、東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム委員会の委員に選んでいただきまして、9月からきょうまで、15回にわたって開催された委員会で、すべて出られたわけじゃありませんが、その経過をずっと見ながら、また意見を述べさせていただきながら、今までの人生にないすばらしい体験をさせていただいたことを、本当に名誉に思っております。
きょう、いろいろな議論が出た中、決定できたこと、その席に同席ができたことを、本当に新たな喜びとして、また一生、残りの人生の胸の中に秘めて、歩んでまいりたいと、そのように思います。
本当にすばらしい作品が選ばれたと思いますので、ここで胸を張って、皆様にごあいさつさせていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
いよいよ、本日決定した、トーキョー2020大会エンブレムがステージに登場しました。
宮田委員長、王委員。
では、パネルをお持ちいただけますでしょうか。
ご準備はよろしいでしょうか。
それではどうぞ!
今、東京オリンピック・パラリンピックの新しいエンブレムが、正式に発表されました。
最終候補のうち、作品Aに決まりました。
最終候補のうち、ご覧の作品Aに決まりました。
大会の組織委員会は最終候補4作品の中から、作品Aを新しいエンブレムに決めました。
東京都内のエンブレムの発表会場の様子をご覧いただいています。
東京オリンピック・パラリンピックの新しいエンブレム、ご覧の作品Aに決まりました。
それでは宮田委員長から、われわれが選んだ作品はこの組市松紋、組んでいる状態です。
組市松紋になりました。
公開後ご覧になった国民の皆さん一人一人が、あの作品がいい、この作品が好きだ、いろんなお話になったのではないかと思います。
本日、最終審査では熱い議論を行ったあと事前に、投票した1名を含め、21名全員でエンブレム委員会で投票を行いました。
1回目の投票でA案が13票、B案が1票、C案は2票、D案が5票でした。
この結果、この作品が過半数以上の13票を獲得し採用作品に決定いたしました。
エンブレム委員会後の理事会においても、われわれエンブレム委員会での審査結果を満場一致でご承認をいただきました。
9月から7か月、皆様のおかげでこの大会を全うすることができました。
今日この瞬間からこのエンブレムが東京2020大会の顔となりぜひこのエンブレムを愛していただきまして、2020年まで応援をし続けていただきたいと願っているしだいです。
以上でございます。
宮田委員長ありがとうございました。
それではここで東京2020大会エンブレムに採用が決まりました作品A組市松紋の作者をご紹介したいと思います。
ところあさおさん、どうぞステージにお越しください。
東京都在住のアーティストであるところさんは建築物の計画を担われる傍ら、アート展に参加するなど幅広くご活躍されています。
続きまして最終候補作品に選ばれました皆様をご紹介いたします。
最終候補作品B、つなぐ輪、広がる和の作者、くのこずえさんです。
最終候補作品C、超える人の作者、ごとうたかあきさんです。
最終候補作品D、晴れやかな顔、花咲くの作者ふじいちえさんです。
それでは大会エンブレムに採用されましたところさんの栄誉をたたえ組織委員会会長森喜朗より表彰状の授与を行いたいと思います。
森会長、ステージまでお願いします。
ところさん、ステージ前までお進みください。
東京2020大会エンブレムに採用されましたところさんには、表彰状、記念のトロフィー、副賞として賞金100万円と開会式の入場券の目録が贈られます。
それでは森会長、お願いします。
表彰状ところあさお殿。
東京2020大会エンブレム採用作品賞、あなたは東京2020大会エンブレムの公募において、共感性が高く独創性も優れたすばらしい作品を創作されました。
審査の結果、あなたの作品が大会エンブレムに採用されましたのでこれを表彰します。
平成28年4月25日、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長、森喜朗。
おめでとうございました。
おめでとうございます。
おめでとうございます。
ところさんおめでとうございます。
今のお気持ちをひと言お願いします。
はじめまして、A案をデザインさせていただきましたところあさおと申します。
ほんのついさっき知ることになったので本当に頭が真っ白になっております。
とても長く時間をかけて作図したものです。
わが子のような作品です。
これからいろいろな形で広がって、またつながっていくことを考えています。
本当にありがとうございました。
ところさん、ありがとうございました。
会場の皆様、ところさんに今一度大きな拍手を送りください。
続きまして最終候補作品に選出されました皆様に最終候補作品賞をお贈りしたいと思います。
最初に最終候補作品Bつなぐ輪、広がる和の作者、くのさんステージ前までお進みください。
発表会の会場では作品Aの制作者のスピーチが終わったところです。
スポーツニュース部の佐藤記者とお伝えしていきます。
宮田委員長から最終審査の状況についての説明がありました。
宮田委員長は壇上で今回の投票のエンブレム委員会の投票の結果について明らかにしました。
事前に投票した1人も含め21人全員が投票したということで1回目の投票でAが13票、Bが1票、Cが2票、Dが5票ということで、この結果で、過半数をAが占めたということでAに選ばれたという。
このあとの理事会でも満場一致で承認されたということを明らかにしました。
そして制作者の野老さんご紹介がありましたがご本人も少し驚いている様子でした。
感極まった様子でした。
頭が真っ白ということと長い時間をかけて作ったのでわが子のような作品であるということと、これからいろいろな形でつながっていくことを考えている、短い中でも感情のこもったあいさつでした。
大会のシンボルになりますこのエンブレム、本番に向けてどのように活用されていくことになりますか。
エンブレムは大会のシンボルですので今後、大会のスポンサー企業や広告やCMなどに利用されます。
スポンサー契約をしているのはIOC・国際オリンピック委員会と直接契約して世界各国でオリンピック関連のマーケティング活動ができる最高クラスの企業12社と大会の組織委員会と契約し、マーケティング活動が認められる国内企業の33社になります。
去年9月にエンブレムが白紙撤回されたあと、これらのスポンサー企業は一時的にJOC・日本オリンピック委員会とJPC・日本パラリンピック委員会が作成したエンブレムを使用していましたが、今後は今回決定した新エンブレムが使用されることになります。
新エンブレムは大会収益につながる公式グッズなどにも使われます。
また、これまで招致の際に使われていたエンブレム、桜の花をリース状にかたどったエンブレムはIOCの規定上、今後は使用できなくなります。
また正式に契約を結んだスポンサー以外の企業の使用は認められていません。
これからエンブレムが街の中でも見ることが増えるということですね。
エンブレムの制作者野老朝雄さん、ご覧のような表情でスピーチをされています。
では新たに決まりましたエンブレムについて先ほど東京都内で聞きました。
日本っぽいですね。
市松模様で、すてきだと思います。
変わりましたね。
今までにないデザインなので。
悪くはないんじゃないですか。
少しかたいイメージが。
いろんな色があるほうがよかったです。
日本ぽいというのがあるのでシンプルな中で日本のよさというのが伝わりやすいかなと思います。
お伝えしていますように2020年東京オリンピック・パラリンピックの新たなエンブレムについて大会の組織委員会は最終候補の4作品の中から市松模様と藍色が特徴の作品Aに決めました。
前例のない白紙撤回から7か月余り、大会のシンボルとなるエンブレムがようやく決まりました。
エンブレムの最終選考はきょう午前11時から東京港区の組織委員会のオフィスで行われ選考にあたる有識者会議のエンブレム委員会が最終候補4作品について事前に寄せられた4万件余りの意見を参考にして議論しました。
20人のメンバーによる投票の結果、市松模様と藍色が特徴の作品Aが選ばれ、きょう午後に正式に決定しました。
エンブレムとなった市松模様、作品Aをデザインした、野老朝雄さんが壇上であいさつしついさっき決定を知らされたので頭が真っ白です。
6時間かけて作成した。
まだこのような作品です。
いろいろな形で広がってつながっていくことを考えています。
本当にありがとうございましたとおっしゃっていました。
エンブレムを巡っては、白紙撤回のあと選考が閉鎖的で透明性に欠けた点などを強く批判された反省から外部の有識者によるエンブレム委員会のもと、選考が進められました。
応募条件の緩和などで1万4000件余り集まった作品の中から、きょう最終決定にこぎ着け、前例のない白紙決定から7か月余り前のエンブレム発表から9か月も遅れてようやく大会のシンボルが決定しました。
2016/04/25(月) 15:10〜15:25
NHK総合1・神戸
ニュース「東京五輪エンブレム発表」[字]

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