インディアナ州 共和党はトランプ氏が勝利確実

アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びは、中西部インディアナ州で予備選挙が行われ、共和党ではトランプ氏が勝利を確実にしました。一方、クルーズ上院議員は選挙戦から撤退する考えを表明し、トランプ氏が指名獲得に必要な過半数の代議員を確保する可能性が高まってきました。
アメリカ大統領選挙に向けた民主・共和両党の候補者選びは、3日、中西部インディアナ州で予備選挙の投票が行われ、現在、開票が進んでいます。
ABCテレビなどアメリカの各メディアは、出口調査の結果を踏まえ、共和党では、不動産王のトランプ氏が勝利を確実にしたと伝えました。
共和党では、集計率60%の時点でトランプ氏が53%の票を獲得したのに対し、クルーズ上院議員が37%、オハイオ州のケーシック知事が8%となっています。
ABCテレビによりますと、共和党の指名争いでトップを走るトランプ氏は、これまでに998人の代議員を獲得しています。
トランプ氏は今回、インディアナ州で勝利を確実にし、さらに代議員の数を増やすことで、指名獲得に必要な過半数の代議員、1237人を確保する可能性が高まってきました。
これを受けて、クルーズ上院議員は選挙戦から撤退する考えを表明しました。
一方、民主党では、集計率48%の時点で、サンダース上院議員が53%の票を獲得したのに対し、クリントン前国務長官が47%となっています。