書評を執筆する時の注意点や、ニッポンと外国の書評の違いなどが書かれていました。そこで何を注意すべきか?ニッポンと外国の違いなどを紹介します。
ネタバラシは厳禁
私のブログはエンタメなども記載していますが、多くのカテゴリーは書評です。そのため、どのような書評を心がければいいのか知りたくて「ニッポンの書評」を購入しました。
最も知りたいことはネタばらしをしていいのかどうか?・・・という事でしたが、やはりネタばらしは日本では厳禁との事でした。書評というのは本を読む前に目を通すものであり、批評というのは本を読んだ後に目を通すものだからです。つまり本を読んでいない読者に、ネタばらしをしている書評というのは、これから本を読もうとしている読者の楽しみを奪うという事なのです。
日本のブログには、ネタばらしをしているものが数多くあるので、ネタばらしはして良いものかどうか?・・・それが知りたかったので、この情報だけでも読んだ価値はあったと思いましたね。
ニッポンと外国の違い
ニッポンでは、書評の文字数が極めて少ないようです。大体は800文字前後のようです。しかし、外国は違うようで2000文字以上の書評もあるのです。そのため、ここまでの文字数になっているので外国ではネタばらしをしている書評が当たり前のようです。
なぜ、日本だけ書評の文字数が少ないのか?そのあたりの真相が詳しく書かれていました。さらに書評の難しさは、限られた文字数に本の魅力を書かなくてはいけない所です。しかも、読者の楽しみを奪わないように伝えなくてはいけないので、書評というのはやはり難しいものと思い知らされる新書でした。
読書の楽しみを奪わない書評
問題となるのは、ネタばらしをしないで本の魅力をどのように伝えるのか?しっかりとした文章であれば、あらすじを紹介するだけでも立派な書評のようです。気をつけるべき事はネタばらしだけでなく、ここのあらすじを伝えたら読者の楽しみを奪うと考えたら、そこの部分だけは上手くぼかして執筆する事が重要です。
ニッポンの書評を読んでから、気をつけようと思った事は読者の楽しみを奪わないような書評を執筆する事だと思いました。
ネタばらしをしないで上手くぼかしながら書評を執筆する所が、書評を執筆する者の腕の見せ所なのでしょう。
価格:799円 |