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【社会】「憲法は私たちが支えてきた」 江東の公園 集会に5万人憲法記念日の三日、護憲派の市民団体メンバーらが集まり、東京臨海広域防災公園(東京都江東区)で憲法集会を開いた。憲法施行から六十九年を迎えた今年の集会は、昨年より一万三千人多い五万人(主催者発表)が参加。安倍政権の下で立憲主義が揺らいでいると危機感を訴え、「憲法を守れ」と声を上げた。 集会では、安全保障関連法反対や脱原発、沖縄の米軍基地の建設反対など、さまざまな立場の人たちがマイクを握った。安保法に反対する若者グループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」の奥田愛基(あき)さん(23)は「憲法の主権者は私たち一人一人。これまでの不断の努力がこれを支えてきた。こんなところで終わるわけがない」と述べた。 高校時代、核兵器の廃絶を求める署名運動に取り組んだ杉並区の大学一年白鳥亜美さん(18)は、今夏の参院選から投票権を得る。「憲法九条を変えようとする動きがある中、そのままにしておけない。私たちが行動を起こすことが大切」と語った。 従軍記者を経験した百一歳のジャーナリストむのたけじさんは「国連に加盟しているどこの国の憲法にも九条と同じ条文はない。日本だけが理想を高く掲げ、必ず実現する」と主張。会場に集まった若者や女性の姿に希望を感じたとして「新しい歴史が大地から動きだした。とことん頑張りましょう」と呼び掛けた。参加者は集会後、会場周辺をデモ行進した。 (東京新聞)
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