記事詳細
【憲法記念日】
櫻井よしこ氏「今の憲法のままでは日本国民を守ることができない」 民間憲法臨調(要旨)
「『21世紀の日本と憲法』有識者懇談会」(民間憲法臨調、櫻井よしこ代表)などが3日、都内で開いた公開憲法フォーラムでの櫻井氏のあいさつ(要旨)は以下の通り。
◇
「いま私たちの国、日本は重要な問題に直面しています。どのようにして内外の山積する課題の前で、日本国民を守り通し、日本国を守り通すことができるか。そのような課題に応えるに十分な制度改革を、どのように行うことができるか。これが今、私たちに課せられている最大の問題だと思います」
「憲法をどのようにするのかということは、この課題の核心部分であります。いろんなメディアで多くの議論が行われています。『立憲主義』という言葉に関していわれていることは、国というものが国民と政府の対立であるかのように捉えられています。しかし、日本国は長い歴史の中でいろんな価値観を育んできました。日本国の統治の仕方を振り返ってみるときに、国と国民が対立してきた、そしてその国を縛るための基本ルールが憲法であるというような考え方は、私たちにはなじみません」
関連ニュース
- 【憲法記念日】安倍晋三首相 民間憲法臨調フォーラムにメッセージ(全文)「新しい時代にふさわしい憲法を」
- 【憲法記念日】「首相の態度が問題」「単なるアンチテーゼ政党か」 自民・高村氏と民進・岡田氏、憲法改正でもバトル
- 【憲法記念日・与野党談話】公明党「『加憲』のテーマは環境権や地方自治拡大など。さらに議論を深める」
- 【憲法記念日・与野党談話】自民党「憲法は国民自らの手で、今の日本にふさわしいものに。改正推進のため全力で取り組む」
- 【憲法記念日・与野党談話】民進党・岡田克也代表「誤った憲法改正を目指す政権の暴走を止める」
- 【憲法記念日・与野党談話】共産党・小池晃書記局長「立憲主義を日本政治に取り戻す」