枯れ葉剤汚染 除染作業の一部が完了 ベトナム
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ベトナム戦争中にアメリカ軍が使用した枯れ葉剤による汚染が深刻なベトナム中部で、アメリカ政府による除染作業の一部が完了し、両国の関係者が出席して式典が開かれました。
ベトナム中部のダナン空港では、ベトナム戦争中、アメリカ軍が大量の枯れ葉剤を保管していたことから、戦後40年以上がたった今も、一部で枯れ葉剤の成分のダイオキシンが高濃度で検出されています。
このため、アメリカ政府は、4年前からおよそ8000万ドル(日本円で85億円余り)を出してダイオキシンを取り除く作業を始め、一部の区画で作業が完了しました。
3日は両国の関係者が出席して式典が開かれ、アメリカのオシウス大使は「われわれは互いに協力し、学び合うことで、歴史的な偉業をやり遂げた」と述べ、意義を強調しました。
除染作業は、汚染された土を鉄のコンテナに集め、300度以上の熱で二酸化炭素や塩化物などに分解するもので、作業が終わった土地は駐機場などとして利用されるということです。
ベトナムでは、高濃度のダイオキシンが検出される場所が30か所近くあるほか、枯れ葉剤の影響とみられる障害や病気に今も大勢の人々が苦しめられており、大きな課題となっています。
このため、アメリカ政府は、4年前からおよそ8000万ドル(日本円で85億円余り)を出してダイオキシンを取り除く作業を始め、一部の区画で作業が完了しました。
3日は両国の関係者が出席して式典が開かれ、アメリカのオシウス大使は「われわれは互いに協力し、学び合うことで、歴史的な偉業をやり遂げた」と述べ、意義を強調しました。
除染作業は、汚染された土を鉄のコンテナに集め、300度以上の熱で二酸化炭素や塩化物などに分解するもので、作業が終わった土地は駐機場などとして利用されるということです。
ベトナムでは、高濃度のダイオキシンが検出される場所が30か所近くあるほか、枯れ葉剤の影響とみられる障害や病気に今も大勢の人々が苦しめられており、大きな課題となっています。