「イン、ヨー」流鏑馬神事に2万人超
京都三大祭りの一つ、葵祭(15日)の安全を祈願する「流鏑馬(やぶさめ)」神事が3日、京都市左京区の下鴨神社であった。公家や武家にふんした射手が、観光客ら約2万3000人(神社発表)の前で馬上から矢を放った。
境内の糺(ただす)の森に特設された全長約500メートルの馬場を、弓馬術礼法小笠原流の射手ら18人が次々と疾走。「イン、ヨー」と勇ましい声をあげながら、100メートル間隔の3カ所に置かれた杉板をめがけて弓を引いた。板が大きな音を立てて割れると、観衆から大きな拍手が湧き起こっていた。【篠田直哉】