鈴木統子 - コミュニケーション,人生,仕事術,生活 10:00 PM
思い込みを捨てることから始めよう。 友だちが少ないのは悪いことじゃない。
一度学校を卒業してしまうと、友だちを新たにつくるのはかなり難しいものだ、と誰もが実感しているのではないでしょうか。でも、ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、そもそも友だちをもっとつくりたいと思うこと自体がみっともない、という考え方が、友だちづくりをさらに難しいものにしているというのです。
学校を卒業して社会に出ると、生活のあらゆる面に大きな変化が訪れます。労働時間は長くなるし、友だちには子供が生まれたりする。そしてあなた自身も、かつて親しくしていた人々から離れて成長していくことになる。これこそが、多くの人が友だちと疎遠になってしまう理由です。
確かに、大人になってから、友だちがほしいと思うなんて情けない、と考えてしまうのは仕方のないことです。でも、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の精神医学の臨床学教授・Irene S. Levine氏は、それはごく普通のことだと指摘しています。
あなたは今どうやって、友だちをつくっていますか? Levine博士は、友だちの数が少なく、もっと増やさなければならない現状がだめなんだ、という思い込みを捨てることが、まず第一のステップだと言います。「ふつう、大人とは友人に恵まれているもので、もっと増やしたいなんてと思っているのは自分だけだ、とみんな考えがちです。でも、それはまったく事実からかけ離れています」とLevine博士は言います。
新しい出会いを求めることや、友だちをつくろうとすることが簡単でないのは明らかです。でも、「友だちがたくさんいない=自分には欠陥がある」という思い込みを捨ててしまえば、問題はもっとシンプルになるはずです。
友だちをつくるための、より具体的なアイデアを知りたい方は、以下のウォール・ストリート・ジャーナル紙の記事を読んでみて下さい。
The Science of Making Friends | The Wall Street Journal
Thorin Klosowski(原文/翻訳:鈴木統子)
Photo by Christopher Matson.
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