憲法記念日に改めて思う・・・「みっともない憲法」と口にしてはばからない愚か者の存在自体が憲法違反だろう。
快晴の憲法記念日。そして、今日はお袋の命日でもある。そう言えば、8年前の今日も抜けるような青空だった。果たして、これからもこの国の憲法は 今日の青空のように元気溌剌でいられるだろうか。
「みっともない憲法」と口にしてはばからない男が国の舵取りをしている現実に、もっと危機感を覚えなくてはいけない。その発言自体が憲法遵守義務違反の疑いすらあるということを、どれだけのひとが真剣に捉えているだろうか。ペテン総理がゾンビのごとく権力の座に居座ってからというもの、現行憲法をないがしろにする発言を当たり前のように政治家が口にする。
「国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう」なんて発言が白昼堂々とまかり通る時代になったのだということに、一般大衆労働者諸君はもっと危機感を持つべきなのだ。時代あっという間に変わるし、そんな悠長なことを言ってるうちに時代はもはや変わってしまっているかもしれないのだから。
彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は共産主義者ではなかったから。
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。
彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。
そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった
ドイツの神学者マルティン・ニーメラーの言葉を噛み締めつつ、世界に冠たる平和憲法を破壊しようとする自民党憲法草案の愚かさ、不気味さをしっかりと認識したい今日この頃なのだ。
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