プロ初勝利記念　原樹理Ｔシャツを発売

　ヤクルトのドラフト１位・原樹理投手（２２）がグッズでも主力入りを目指す。プロ初勝利から一夜明けた２日、球団は記念Ｔシャツの販売を開始。「投打で掴み取ったプロ初勝利！！」の文字が入る記念の１枚となったが、原樹の野望はもう一段階大きいのだ。

　「背番号付きユニホーム、僕のもつくってもらえるようになりたいんですよね。頑張らなくちゃ」

　グッズショップで販売されている背番号付きユニホームは、真中監督とつば九郎にレギュラー１０選手だけ。投手では石川、館山、小川の３人のみだ。

　初勝利を挙げ、ラインでお祝いメッセージが約３５０通来た。樹理グッズがほしい、と連絡をくれた知人もいる。

　グッズ作製の権限を持つ衣笠球団社長は神宮クラブハウスに立ち寄り、原樹に声をかけていった。このとき直接お願いすることはできなかったが、投球でアピールすることならできる。

　衣笠球団社長は「売れる見込みがないとユニホームはつくれない。１勝ではまだ早い」と言いつつ、「人気もある。実績さえつくってくれればユニホームもつくりたい。１０勝を待ってたらシーズンが終わる。勢いを付けて勝っていってくれれば５勝でも」と今後に期待をかけていた。　（竹村和佳子）