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藤浪にビシエド封じ指令 金本監督「ガツッとね。どんどん攻めて」

キャッチボールで調整する藤浪
藤浪は中日戦に向けキャッチボールで調整する
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 3日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発する阪神・藤浪晋太郎投手(22)が2日、金本知憲監督(48)から難敵封じを指令された。阪神戦5発を誇るなど開幕から虎投が何度も痛打を浴びてきた中日・ビシエドとは今回が初対戦。真っ向勝負と弱点発見を期待された若きエースがどんな答えを出すのか。注目だ。

 開幕1カ月にして、顔も見たくない投手も多くいるはずだ。もう、この男しかいない−。自軍の前に立ちはだかってきた難攻不落の大砲・ビシエドに満を持して若きエース・藤浪が挑む。

 「ポイントゲッターなんでね。しっかり抑えたい。彼の前にランナーを溜めないのも一つの対策。気にしすぎて慎重になるのは良くない。思い切って勝負したい」

 過去6試合、虎投はビシエドに26打数14安打の打率・538、5本塁打、11打点で完膚無きまでに叩きのめされてきた。今季初の同一カード3連敗を喫した4月15日からの3連戦(ナゴヤドーム)でも13打数6安打、2本塁打、5打点と痛打が黒星に直結。逆に言えば、沈黙させれば勝利への近道になることは間違いないだろう。

 いつまでも好き放題させるわけにはいかない。金本監督は藤浪にビシエド斬りの“先駆者”として大きな期待を寄せた。「ガツッとね。どんどん攻めていって欲しいよね」。ヒントを与えるように、現段階で全く見えてこない攻略法にも言及した。

 「(前回は)ビシエド1人にやられた感じだったから。それはバッテリーがちゃんと対策を練って。そろそろ弱点が出ていると思うんだけどね。俺は高低だと思うんだけど。高低というか、インサイド。弱点はインサイドと落ちるボールだと思うんで」

 3連戦の初戦で藤浪が抑える術を示せば、第2戦、第3戦の先発投手にも生きる。香田投手コーチも「(初戦で)打者の調子を崩すことも、エース投手の役割の一つ。晋太郎にはそういうことも自覚して欲しい。晋太郎が先陣を切って、前回の借りを返さないと。責任感持ってやってくれる」と信頼を口にした。

 2日は甲子園での指名練習に参加し、キャッチボール、ショートダッシュなどで最終調整。前回4月26日の巨人戦(甲子園)では7回4失点で今季初黒星を喫し、最近2試合で計8失点と精彩を欠いているだけに巻き返しへの思いは強い。

 「彼(ビシエド)だけじゃない。平田さんがいたり、全体的に考えながら投げられればと思います」。気負わず、固執することもない。ただ、求められることは分かっている。主砲との真っ向勝負を制することが、チームの勝利につながることを誰よりも自覚している。(遠藤 礼)

[ 2016年5月3日 05:39 ]

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