「はぐれIGF軍団」初の揃い踏みも…カシンがFMWを告訴?
2016年05月02日 16時00分
FMWから絶縁を突きつけられた「はぐれIGF軍団」は1日、都内のFMW事務所跡地で記者会見を行った。
結成後、初めて4人揃って公の場に姿を現したはぐれ軍。代表して“悪魔仮面”ケンドー・カシン(47)の口から「FMWとは絶縁します。ケンドー・カシンという名を勝手に利用し、勝手に試合を組み、勝手に負けにした。これは明らかな名誉毀損。告訴も検討しています」と衝撃発言が飛び出した。
FMWはカシンに4・27後楽園大会でのパンディータ戦(第0試合)を用意したが、カシンは姿を見せず。一方で会場では黒覆面2人が無許可でグッズ売店を出してサイン会を開催し、パンディータを襲撃した。FMWの山近義幸代表はこの黒覆面をカシンと断定した上で「今後、はぐれIGF軍とは一切の関係を絶ちます。カシンさんは狂っている」と絶縁を宣言。暴行でパンディータのマスクが壊れたため器物破損で法的措置も検討しているとしていた。
これにカシンは「第0試合はこちらがOKしたにもかかわらず、直前になって『来るな』と言われた。にもかかわらず試合が組まれて不戦敗にされた。売店の黒覆面が私なんてめっそうもない」と反論。さらに「そもそもパンダを器物呼ばわり。絶滅危惧種のパンダを酷使しているFMWをWWF(世界自然保護基金)に訴える。(山近代表は)狂っているんじゃないですか?」とパンディータを気遣った。
このカシンの言動に団員たちもうなずく。リーダーの鈴木秀樹は「致し方ない」。団長の藤田和之は「その通り。で、ここはどこだ」と話し、将軍岡本はほほ笑んだ。カシンは「FMWとは絶縁だが、大仁田氏とは絶縁ではない」と含みを持たせたが、今回の抗争は消化不良で終わることになりそうだ。
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