(ブルームバーグ):中国当局は同国の検索サイト運営会社、百度(バイドゥ)の事業慣行についての調査を開始した。同社サイトで検索された情報との関連で大学生が死亡したことを受け、同社のネットワーク監視義務をめぐり論争が起きている。2日の米株式市場で百度の米国預託証券(ADR)は急落した。
中国の国家インターネット情報弁公室はウェブサイトに掲載した声明で、同当局や衛生当局などから成る調査チームがネットワーク規制に関する百度のコンプライアンス(法令順守)について調査を行うと明らかにした。調査結果は追って発表するとしている。
中国国営の新華社は2日、大学でコンピューターサイエンスを専攻する魏則西さんが、珍しい型のがんの治療を北京市内の病院で受けたと報じた。この病院に関する記事が百度のサービスで宣伝されているのを家族が見つけたことから、魏さんは治療を受けたという。治療には約20万元(約329万円)の費用がかかったがうまくいかず、魏さんは4月に亡くなったと新華社は伝えた。
百度のADRはニューヨーク時間午前10時5分現在、7.9%安の178.87ドル。
原題:Chinese Watchdogs Probe Baidu After College Student’s
Death (1)(抜粋)
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