中国で韓国ドラマ「太陽の末裔」が大人気となっている。同ドラマによって韓国人俳優であるソン・ジュンギの中国における人気が急騰したが、同時に同ドラマは「インスタントラーメン」が韓国の国民食であることを中国人に強く印象づけたようだ。

 中国メディアの中華工商時報はこのほど、韓国ドラマにはインスタントラーメンを食べるシーンが非常に多く含まれていることを伝え、「韓国人の食生活をリアルに映し出したもの」と伝えている。

 記事は、韓国人がインスタントラーメンに対して抱く愛情は「骨髄にまで達する」と主張。事実、2012年における韓国人1人当たりのインスタントラーメン年間消費量は71食であり、15年はさらに増加して76食だった。これは1週間に約1.5食の消費ペースだ。

 世界ラーメン協会の調査によれば、14年の韓国人1人当たりのインスタントラーメン年間消費量は72.8食となっている。世界平均は1人当たり14.3食であり、インスタントラーメンに対して抱く韓国人の愛情が「骨髄にまで達する」という表現は決して誇張でないことがわかる。インスタントラーメン発祥の地である日本でさえ43.3食にとどまる。

 記事はまた、韓国で近年インスタントラーメンを調理するうえでの「神マシーン」が出現したと紹介。機械にアルミ容器を置き、好きな種類の面とスープと具材を入れた後にボタンを押すと水が注がれる。器械はアルミ容器を加熱、3分半後にインスタントラーメンができあがるというものだ。加熱時間や注ぐ水の量を好みに合わせて調整でき、インスタントラーメンを深く愛する韓国人のこだわりにこたえる仕様となっているようだ。この神マシーンはコンビニ以外にスーパーマーケット、大学の宿舎、インターネットカフェ、また軍の売店にも設置されているようだ。

 韓国ドラマ「太陽の末裔」には、部下が上官のために作った生卵入りインスタントラーメンを上官がほめるシーンがある。部下はとても嬉しそうな顔をするが、こうしたやり取りからもインスタントラーメンは韓国食文化を代表する食事の1つであることがわかる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)