記事詳細
【ビジネス解読】
韓国のお家芸だった半導体産業が中国の投資攻勢で危機的状況に 「年俸5倍、3年保証」の破格条件で人材流出も…
さらに、韓国半導体業界を警戒させる事態も発生している。日本の半導体設計企業サイノキングテクノロジーが、中国安徽省合肥市政府とメモリー半導体工場を設立することで3月末に合意した。サイノキングはかつてサムスン電子と競い合った日本の半導体メーカー、エルピーダメモリの坂本幸雄元代表が設立した企業だ。同社の中核人材のほとんどは台湾国籍という。
韓国・中央日報によると、この量産工場建設は日本(設計)・台湾(量産)・中国(資本)が力を合わせて韓国をはさみ撃ちする格好になると分析している。エルピーダはご存じの通り会社更生法を申請し、米マイクロン・テクノロジの傘下に入り社名は消滅した。ただ、半導体業界の風雲児の異名をとった坂本氏が中国勢と手を組んだことに、韓国に対しリベンジを果たすとの見方も業界で広がる。
◇
加えて、韓国半導体業界を震撼(しんかん)させているのが、技術者の流出だ。朝鮮日報によると、中国企業はスカウトに多額の費用をかけており、半導体業界によれば韓国、台湾の半導体技術者を迎えるため「年俸5倍、3年保証」という破格の条件を提示しているという。
関連ニュース
- 【ビジネス解読】またもや中国が恩知らず…日中友好の緑化基金への出資を拒否か 「大中国は日本の助けなど必要としない…」
- 【ビジネス解読】買え買え買え! アジアナンバーワンの中国富豪親子が目指すエンタメ業界の世界征服は実現するのか?
- 【ビジネス解読】上海ディズニーはホントに大丈夫なのか? 早くも偽物グッズ、偽ホテルが続々 マナーの悪さも相変わらず…
- 【ビジネス解読】現代(ヒュンダイ)自動車が日本へのバス輸出100台超 韓国メディアは沸き返るが、実態はお寒い限り
- 【ビジネス解読】IT、鉄鋼、造船-と韓国企業総崩れ!! リーマンショックより深刻な状況に 新産業育てぬツケが今…
- 【ビジネス解読】韓国の肝いりリニアがわずか8分で運行停止 「見切り発車」に追い込まれた理由とは…「国家の恥」という声も