サッカー:韓国代表主力の欧州組、ピッチから姿消す

 今季のトッテナムの戦術で孫興ミンは空回りする場面がよく見られる。ポジションがつかめない孫興ミンにチームメイトが指を差して指示する一幕もあった。

 韓国代表の左のディフェンスラインを守っていた朴柱昊(パク・チュホ)=ドルトムント=と金珍洙(キム・ジンス)=ホッフェンハイム=の欠場も深刻だ。2人は今年2月から1試合も出場できていない。先発だけでなく、交代出場のチャンスすら与えられていないのだ。事実上、チームの戦力から外されているのではないかという声もある。今年1月にポルトガルの名門チームFCポルトに移籍したストライカー石鉉俊(ソク・ヒョンジュン)もチームになじむのに時間がかかっている。出場10試合で1ゴールにとどまったままだ。

 そうした中、欧州の舞台でも安定して活躍を続けているのはアウグスブルクの具滋哲(ク・ジャチョル)だ。具滋哲は先月4試合に先発出場し、フル出場を果たした。チームメイトの洪正好(ホン・ジョンホ)や池東ウォン(チ・ドンウォン)は主に交代要員だ。

 問題は、「開店休業中」の欧州組選手たちが韓国代表チームの主軸をなすということだ。ウリ・シュティーリケ韓国代表監督は「6カ月以上、試合に出られていない選手を代表チームに選抜するのは難しい。これらの選手たちに夏の移籍市場で変化があるものと期待している」と語った。韓国代表は6月1日にスペイン、5日にチェコとそれぞれ強化試合を行い、9月からワールドカップ(W杯)ロシア大会最終予選に臨む。

イム・ギョンオプ記者
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