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日本の構造帯の存在は「フォッサマグナ」「メジアンライン」の2つある。

九州の地震から「中央構造線」という言葉が気になった

☆雑感☆ 真面目な話
今、友達から「中央構造線」という言葉を聞いた。Wikipediaにものってますよ。

中央構造線 - Wikipedia

中央構造線というのは日本最大の断層。

関東から九州へ、西南日本を縦断する大断層系で、1885年(明治18年)にハインリッヒ・エドムント・ナウマンにより命名される。中央構造線を境に北側を西南日本内帯、南側を西南日本外帯と呼んで区別している。一部は活断層である

で、その中央構造線の絵が載ってる。

※これは、マントル対流説によると日本は太平洋プレートに東から押され、北から北米プレートが列島の東日本部を構成し、更にユーラシアが西から東に動いている。その動きで、「フォッサマグナ」がつくられたともいわれている。そして、太平洋プレートは北米プレートとユーラシアプレートの下にもぐりこみ、このプレート間の押し合いのひずみで地下で地震が発生している。一般的には海底の深い20km以下でおこり、時には津波を引き起こしているのである。最近2011年に起こった東日本大地震はこの典型である。これからは推測であるが、海底で起きた地震は内陸地震と無関係なのかということであるが、無関係とはいえない。それはプレート内で起こった地震が伝わらないことはないからである。東日本大震災を前後して、東北地方の内陸で地震が発生してたし、期間はあったものの中越能登半島でも地震が発生していて、これらは断層型の比較的浅いところに震源のある地震であったが、そのさらに奥のプレートで何がおこっていたかまでは究明されていない。しかし、東日本大地震の直後に、静岡・長野でおこった地震は関連地震と考えられる。そしてこれらが「フォッサマグナ」の東側つまり、日本を地形学的東西に分けられている片側で起こっていることに注目をしてほしいのである。では熊本の地震の発生のメカニズムはどうなのか。これは「フォッサマグナ」の西側でプレートでいうと、フィリピン海プレートユーラシアプレートヒィリピン海プレート間のせめぎあいで南から押しているヒィリピン海プレートと北から押しているヒフィリピン海プレートユーラシアプレートの下にもぐりこんでいくところに力バランスでヒフィリピン海プレートの力がまさり、出来上がった歪が「メジアンライン」なのである。これに沿って断層帯が見られ、浅いところに現れているのが活断層としてみられるものである。今回の熊本地震は、中越地震や東北で見られて東日本地震の前の地震と同じような震源が10km前後浅い地震である。しかし、その震源がなぜそこであったのかはあきらかになっていない。つまり活断層の原因は不明なのである。そこで考えられるのが、プレートの動きなのである。現在「メジアンライン」に沿った場所ではかなりの歪を起こすエネルギーが溜まっているは事実で、西日本ではいつ東日本大地震級の巨大地震が起きてもおかしくないのである。これは東日本大地震の時の北米プレートが押されている圧力からも計算できている。大地震の発生前に地下深くの動きが風船の表面パンパンに張ったり、ゴムボールが劣化で表面にひびがはいるようにおこったのが熊本地震とすれば、これが「メジアンライン」に沿って傷口開くように、活断層が動くことが考えれられるし、さらに海溝を震源とする地震の発生が必ずおこるのである。ではそれがどのぐらいの時期に起こるかであるが、その跳ね返るのに必要なエネルギー量は図られていないので、以前の発生した地震のデータを参考にして計算している。この地域の南海地震東南海地震東海地震などの関連が心配されている。最悪のケースが南海トラフと巨大地震である。

 

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阿蘇山の付近、九州の地震が起きてる場所ってこの赤い線のあたりですよね。

九州では、大分県の佐賀関半島に[6]三波川変成岩がよく露出し[要出典]、そのすぐ北を中央構造線が通っている。しかし九州中部は火山岩や現在の活火山に厚く覆われ、中央構造線の位置ははっきりしない。臼杵から八代海に抜けているという考えが一般的だが、大分から熊本へ続いているという説もある[6]。現在の九州中部は南北に伸張しており、引っ張りによる断層が発達し(別府‐島原地溝帯、布田川・日奈久断層帯)、阿蘇山九重連山のマグマの通り道をつくっていると考えられる。

中央構造線 - Wikipedia

今回の地震がこの中央構造線と関係があるのだろうかと気になった。

さらに調べてて見つけたのがこの記事。中央構造線と過去の大地震の関係。ちなみにこの記事、今回の地震に関して書かれたものじゃなく、2015年の7月ですよ。とってつけた記事じゃないんですよ。

blogs.yahoo.co.jp

最後の方は原発がどうの、オリンピックがどうのと締めくくられてるのが残念だけど、中身については非常に気になる事が書いてある。

いつか起きると言われてる南海トラフ地震中央構造線は関係があるということ。それを裏付ける地震が実際に1600年ごろに連続して起きてるということ。

慶長大地震 - Wikipedia

 慶長伊予地震 - 1596年9月1日伊予国をおそった地震。M 7.0、寺社倒壊等。中央構造線沿いと推定される地震

  • 慶長豊後地震(大分地震)[4] - 1596年9月4日豊後国をおそった地震。M 7.0~7.8、死者710人。中央構造線と連続している可能性がある別府湾-日出生断層帯で発生した(上記地震との)連動型地震とされる。
  • 慶長伏見地震 - 1596年9月5日、近畿地方をおそった地震。M 7.0~7.1、京都や堺で死者合計1,000人以上。伏見城天守や石垣が損壊、余震が翌年春まで続く。有馬-高槻断層帯、あるいは六甲-淡路島断層帯における地震とされる。上記二つの地震に誘発されて発生した可能性がある。
  • 慶長地震 - 1605年2月3日南海トラフ巨大地震の一つとされてきたが、伊豆小笠原海溝付近震源説や遠地津波説など異論もある。M 7.9~8.0。紀伊半島沖と房総沖が連動したとする説もあり、M 8.4~8.5ともされる。津波地震と考えられており、地震動による被害は少なかったが、現在の千葉県から九州に至る広範囲の太平洋岸に津波が襲来し、死者1~2万人を数えた。
  • 会津地震(慶長会津地震 - 1611年9月27日、会津地方をおそった直下型地震。M 6.9。寺社損壊、死者3,700人。
  • 慶長三陸地震慶長三陸地震津波)[10][11] - 1611年12月2日に三陸沖を震源として発生した地震でM8.1(8.1-8.7の諸説あり)。ただし、津波の痕跡の範囲などから、この従来の定説に疑義があるとされ、千島・色丹沖の震源と連動した大地震津波だったとする説もある。この大津波による北海道・三陸の死者・被害甚大。地震被害の記録はほとんど無い。
  • 慶長十九年十月二十五日の地震 - 1614年11月26日に起こった地震。従来高田領大地震とされたが、会津から松山に至る日本各地に被害記録があり、震源は不明。

1596年だけで伊予(愛媛)、豊後(大分)、伏見(京都)と連続して大地震があり、少し離れて1611年から1614年にも東北の会津三陸にかけての地震が続いている。これが中央構造線と関係があるとするなら、今回の地震も九州だけで収束するのか気になってしまう。

こういう時ってくだらないデマを流したり不安を煽ったりする人が出てくるものだし、情報に流されるのもどうかと思う。不安にかられてネットであれやこれや検索してネガティブな記事書きやがって、って言いたい人もいるかもしれない。地学など研究的に間違ってる、という意見があるのならそれも聞いてみたい。

でもこういうことを「対岸の火事」のように思うのではなく、自分の身にも起こることだと考えるのは大事なんじゃないかと思う。とりあえず持ち出し道具のチェックと家族がバラバラの時の集合場所の再確認などは明日の朝にでもやっておこう。地震情報はスマホでも得られるようにしておきたいです。

おとといの地震、地図ではこんな表示になるんですよね。

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長野、愛知、大阪、和歌山、四国瀬戸内あたりの地震、やっぱり気になります。テレビでは九州ばかり取り上げるけど、やはり気になっている人はいるみたい。