(cache) 戦争を語るブログ : 昭和天皇（在位1926-1945）

Twitterで、こんなツイートが話題になってたので。

このレス見てアホみたいに笑ってる pic.twitter.com/3plkiRE0J1
— しのの (@SNNRNA) 2016年4月30日

突拍子もなく言わせてもらうが。
（Twitterで面白いツイートがあるとちょっかい出してみたくなるのが、ブログ主の悪い癖）

昭和天皇は終戦の年に、責任をとり退位、そこで昭和時代を終わらせればよかった。
さすれば。1945年からはじまる昭和の次の御世（平成と名付けられたかはわからない）を、公務から解放された身での四十何年もの余生としてまっとうしたに違いない。

本気でそう思う。
第一次大戦の重圧にロシア国民が耐え切れず革命が起きたとき、ニコライ二世は説得を受けて退位、皇位を息子に譲り渡そうとした。
それは結局、周囲にはめられたわけで皇太子の即位はならず帝政そのものが廃され、ロマノフ朝の断絶と一家皆殺しの悲劇を招くことになりはしたが。
占領下の日本は革命勢力ではなくマッカーサーに統治されたのだから、よもや皇族に危害が及ぶこともないままに天皇制は存続、ヒロヒト氏も長生きできたろう。

実際、第二次世界大戦の主要国の大物で誰よりも長命を享受したのはこの人ではなかったか。
（享年の比較だけならチャーチルやトルーマンのほうが二、三歳だけ長寿だが、いちばん先の時代まで生き、世界が変わりゆくさまを見届けたのはわがヒロヒト帝である）

これほどの生への執着、なにを物語る？

もしかしたら昭和天皇って、みずからの名においてもたらした国民と世界への歴史的惨害、それだけの責任を背負ったら当然こうむるはずのストレスをまったく感じなかったんじゃないだろうか。
あの「一億総懺悔」も真意は、努力およばず戦争に勝てなかったのを国民が天皇に詫びるというものだったし。とにかく周囲は、いろいろと隠蔽し、天皇に責を負わせまいと必死だった。終戦までのことで有耶無耶にされた部分は多い。

あー、と。話がそれた。
別に、天皇の戦争責任論を語りたいのではない。それは自分の限界を超えたことだし。
ただ昭和の時代を敗戦とともに終わらせ、戦後は新元号から始まっていればずっと踏ん切りがよかったのにと感じただけの話。

追記

本当にどうでもいいが。Googleで「昭和時代」と検索するとまるでセットのように「少女時代」が、昭和時代に関連する検索キーワードとしていっしょに出てくる。「昭和時代メンバー」とか「昭和時代振り付け練習」とか。
なんじゃこりゃ、と思ったら。韓国アイドル「少女時代」の踊りを、昭和生まれのオヤジどもが真似するパロディ集団「昭和時代」が笑いをとった結果のことらしい。