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アンノン・スター

人生は未知のもの。だから私は書き続ける。

【ネタバレ注意】真田丸/第17話感想

ドラマ感想 ドラマ感想-真田丸

 

第16話の視聴率は16.9%

 

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このブログでは確実な情報をお伝えしたいので、

前の週の視聴率をお知らせしています。

 

思ったほど高くはないですが、地元の長野ではもっと上でしょうし、

作品満足度ではいい線いってるんじゃないかと思います。

 

室賀ファンの私も楽しんでいますよ。

彼がいない真田丸ですが、最後まで観るつもりです。

 

前回のおさらいはこちらからどうぞ。

 

www.unknown-star.tokyo

 

秀吉に振り回される信繁ですが、

なんだかんだいって重用されています。

 

☆CAST

 

真田信繁(源次郎)・・・堺雅人

真田信幸(源三郎)・・・大泉洋

真田昌幸・・・草刈正雄

きり・・・長澤まさみ

松(藤)・・・木村佳乃

真田信尹・・・栗原英雄

出雲阿国・・・シルビア・グラブ

片桐且元・・・小林隆

福島正則・・・深水元基

加藤清正・・・新井浩文

大谷吉継・・・片岡愛之助

旭・・・清水ミチコ

なか・・・山田昌

石田三成・・・山本耕史

徳川家康・・・内野聖陽

豊臣秀吉・・・小日向文世

 

(敬称略)

 

「再会」のあらすじ

 

信繁は浜松に使者に赴く片桐且元から、

秀吉が家康に真田攻めを許したと聞く。

 

実家の一大事に慌てた信繁は、

秀吉に中止を願い出るが「うるさい」と一蹴されてしまう。

 

ところが秀吉は三成とともに、

真田攻めを許可した本当の狙いを語り始めるのだった。

 

それは徳川との政治的な駆け引きのためだったのだ。

 

さらに秀吉は自身の留守中に信繁が茶々に会ったことを咎めるが、

逆に「悪い虫がつかないように」と言って、警護役を命じるのだった。

 

秀吉は出雲の踊り子の阿国一座を城に招いていたが、

信繁はその中に松に良く似た女性を見つける。

 

しかし彼女は藤と名乗っており、

「人違いだよ」と笑い飛ばすのであった。

 

そんななか。

 

信尹からの情報で徳川軍の動向を知った昌幸は、

上田で迎え撃とうと覚悟を決めていた。

 

だが、家康の元には「出陣を中止せよ」との命がくだり、

真田を滅ぼすつもりだった家康は激しく憤る。

 

昌幸はそれを知ると、上田城の防御を強化することを決意するが、

信幸は上洛しようとしない父が心配になる。

 

だが、昌幸は「真田の価値を吊り上げるため」と考えているのだった。

 

一方で、やはり上洛しない家康に業を煮やした秀吉は、

正室として送り込んだ妹の旭のほかに、

実の母のなかを人質として出すことを決める。

 

秀吉子飼いの加藤清正と福島正則は、

三成に意義を申し立てるが聞き入れられなかった。

 

信繁は秀吉と家康の非公開の対面の場に同席した。

 

その後、三成に所用で呼び止められた彼は、

「何者なのだ? おぬしは」と働きを感心されるのであった-。

 

注目の台詞

 

※大政所の浜松行きに反対する加藤と福島


加藤清正【佐吉! おなか様を人質に出すというのはまことか!】

福島正則【お前よう、おばば様にもしもの事があったらどうするんだ!人質なら俺が行く!】

三成【おぬしにそれだけの値打ちはない】

福島正則【抜かしたな!】

加藤清正【そんなに家康が恐ろしいのか?そんなにやつの顔色が気になるか!】

三成【家康が上洛するという事がどれだけ大事な事か、一晩よく寝て考えろ】

大谷吉継【おぬしらは治部殿を少々誤解しておる。

殿下に尽くそう という思いは、おぬしらと少しも変わらん】

加藤清正【おい、佐吉・・・ こっち見ろよ!前々から嫌みな男だとは思ってたが、

ようやく分かったぜ。 お前にはな、情ってもんがねえんだよ!】

三成【お前泣いてるのか。馬鹿と話すと疲れる】

信繁【大政所様をお守りするために力を尽くすと、なぜおっしゃらないのですか?】

三成【あいつらに気に入られたいとは思っておらん】

 

※家康との対面

 

家康【まさか大坂で会うとは思わなんだ。 ははははは!親父殿は息災であるか?】

信繁【私は上田の戦のあとは、父とは暮らしを共にしておりませぬゆえ、

確かなところは分かりませんが、風の便りでは元気の由でございます】

家康【あの折は痛い目に遭った】

信繁【合戦は武門の常・・・お許し下さい】

家康【安房守の戦上手ぶり、感服した】

信繁【徳川様の兵もなかなかの戦いぶりでございました】

家康【一度、安房守には兵法の極意を教えてほしいものじゃ・・・】

 

※三成に呼び止められた信繁

 

三成【ちょっと待っていろ。 渡すものがある。

(信繁が書いた手紙を返す)

源次郎。 どうしても真田に届けたい文なら、もっとうまくやれ。

おぬしの動きは筒抜けなのだ。 忘れるな。

ちなみに、おぬしの兄からの文も預かっておる。 兄弟、揃いも揃って・・・

真田と徳川の事、決して戦にはせぬと申したはずだ。

そのとおりになったではないか。

慌てふためいていたのは、おぬし一人だ。

もっと物事の裏を読め。 素直なだけでは生きていけぬ】

 

信繁【肝に銘じておきます】

 

三成【それにしても不思議な男よ。

おぬしのような薄っぺらい小僧が上杉に気に入られ、

徳川に取り入り、殿下の心をあっという間につかんでしまった。

何者なのだ? おぬしは・・・】

 

信繁【真田昌幸の次男坊です】

 

第17話の感想

 

まさに政治ドラマでしたね。

 

真田はいいように徳川対策の駒に使われてしまった感じです。

 

昌幸は秀吉の天下は長く続かないと思っていますが、

現状では彼の勢いは衰えていません。

 

むしろ、片桐が持っていた書状には、

『真田事一向上洛の命に応じず表裏比興の者にて候』と記されています。

 

(※訳-真田はいっこうに上洛せよという命令に応じない。

昌幸は油断のならない食わせ者だ)

 

豊臣方にしてみれば、言うことを聞かない武将は嫌でしょうね。

 

秀吉は「猿」などと揶揄されたりしますが、

政治家としては相当の切れ者ですから、甘く見ると怖いですよ。

 

家康を上洛(=豊臣家に臣従)させるためなら、

実の妹を前夫と離婚させて正室にしたり、子煩悩な老母を人質に出す男なんです。

 

すべては天下統一への執念なんでしょうね。

 

そんな中央政界にあって、信繁は生き別れになった松と再会します。

しかし彼女は以前の記憶を失くしており、名前も「藤」といっていたんです。

 

相変わらず元気で明るい人でしたが、真田家に戻ることはできるんでしょうか。

 

阿国はセクシー系の踊り子かと思っていましたが、

意外にもキリッとして宝塚の男役のような人でした。

 

松(藤)とは意気投合したかも知れません。

 

戦国ヤンキー少女だったきりも落ち着いてきたので、

そろそろ信繁に嫁いだりするんでしょうか。

 

彼女はずっと信繁が好きでしたから、その想いが叶うと嬉しいでしょうね。

 

あと、室賀暗殺の一件で昌幸が嫌いになった筆者ですが、

今回の彼の名言には納得しましたよ。

 

【人生、調子のいい時ほど何かが起こるもんじゃ】

 

つねにトラブルシューティングというのは頭に入れておくべきですね。

いまの時代も何があるかわかりませんから。