T-nsSOWL(ティーンズソウル:Teens Stand up to Oppose War Law) は、高校生をはじめとする10代が安全保障関連法制に反対して立ち上がったグループです。
私たちは憲法違反である安保関連法制の廃止と安倍政権の退陣を求めます。
中学の教科書にあるように立憲主義は権力の横暴を防ぐためのものであり、「どの政権でもこのルールに則り政治を行う」というものです。しかし安倍政権は、憲法が定める手続きを踏むことなく、一内閣の閣議決定で憲法解釈を変えて集団的自衛権の行使を認めてしまいました。これが憲法違反であることは、ほとんど全ての憲法学者に加え、元最高裁長官など多くの専門家が指摘しています。これは立憲主義に反し、許されることではありません。
法成立に至るまでの国会審議も不十分なものでした。政府答弁は右往左往し、各種世論調査でも国民の多くが納得できずにいる中で、最後は政権与党が総括質疑もないまま強行採決に及びました。これでは審議が尽くされたとは言えません。国会前では連日、世代を問わず、何万もの人々が集まって反対の声を上げました。私たちは「とりま廃案」と声を上げ、廃案を訴えました。私たちがあの日々を忘れることはありません。憲法を無視し、海外での武力行使に道を開いた安倍政権に対する不信と憤りは、法が成立した今も変わることはありません。
この70年、日本は「戦争しない国」であり続けてきました。それを一時の政権が憲法を無視し勝手に覆すことは許されることではありません。そして安倍政権が押し通した法により戦争に行くことになるのは私たちであり私たちの子供です。殺し殺されることで何かを解決できるとは思いません。私たちは戦争を望みません。武力に頼らない平和を望みます。それが先の戦争の教訓であり、憲法が示すことであり、これからを生きる私たちが挑戦することです。私たちは日本が「戦争する国」になることに反対します。
選挙権が18歳以上に引き下がったことにより、約240万人もの若者が選挙にいけるようになります。今の政治に私たちの将来をゆだねることはできません。
高校生である私たちの未来は私たち一人一人が判断していき、これからも1つの手段としてデモを行い、2016年夏に行われる選挙で立憲主義を争点とし投票に行きます。
私たちT-nsSOWLは行動し続け、憲法違反の安全保障関連法制の廃止を求めます。
そして立憲主義、民主主義に反する安倍政権の退陣を求めます。