熊本地震の義援金 住宅全壊の世帯などに20万円配分へ

熊本地震の義援金 住宅全壊の世帯などに20万円配分へ
熊本県は一連の地震を受けて全国から寄せられた義援金の1回目の配分について、亡くなった人がいる世帯や住宅が全壊した世帯などに20万円を配分することを決めました。
熊本県によりますと、今回の「熊本地震」を受けて全国から義援金が寄せられ、その額は先月末現在、57億2900万円余りに上るということです。
県は2日、日本赤十字社県支部や県共同募金会と義援金の配分委員会を開いて1回目の配分を決めました。
具体的には、「亡くなった人」や「行方が分からなくなった人」がいる世帯にいずれも20万円。「重傷の人」がいる世帯に2万円を配分します。
また、住宅の被害については、持ち家が「全壊」した世帯に20万円、「半壊」した世帯に10万円を配分します。
今回配分される額は全体の13%に当たる7億5200万円で、県は各市町村を通じ被災者に届けるとともに、今後、義援金の全額を追加で配分していくことにしています。