自民 二階氏「しゃにむに憲法改正では参院選に勝てず」

自民 二階氏「しゃにむに憲法改正では参院選に勝てず」
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韓国を訪れている自民党の二階総務会長は同行の記者団と懇談し、今後の政権運営に関連して、「自民党が、しゃにむに憲法改正の旗を振るような姿勢を示せば参議院選挙には勝てない」と指摘したうえで、今後も議論を積み重ねる必要があるという考えを示しました。
この中で二階総務会長は、今後の政権運営に関連して、「国民は必要性は認めていても慎重に考えている向きがあり、『憲法だ、憲法だ』と言うのは得策ではない。今の状況で自民党が参議院でも3分の2の議席を取ると言って、先頭に立ってしゃにむに憲法改正の旗を振るような姿勢を示せば、参議院選挙には勝てない」と指摘しました。
そのうえで二階氏は、「参議院選挙でも、憲法改正を巡る問題がテーマに上ることは間違いないが、議論を積み重ねることで機は熟してくる」と述べ、今後も議論を積み重ねる必要があるという考えを示しました。
また二階氏は、いわゆる「衆参同日選挙」について、「安倍総理大臣が、きょう現在、まだ方向性や結論を出しているわけではないと思う。『同日選挙がないということではない』という心境には今も変わりはないが、安倍総理大臣が判断する最大の政治課題であり、安倍総理大臣の判断を待ちたい」と述べました。