蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【サッカー】岡崎レスター、Vはお預け マンUと1−1ドロー2016年5月2日 紙面から
◇イングランド・プレミアリーグ レスター1−1マンチェスター・ユナイテッド【マンチェスター(英国)原田公樹】イングランド・プレミアリーグで1日、FW岡崎慎司(30)のレスターは敵地でマンチェスター・ユナイテッドと1−1で引き分け、初優勝決定は持ち越しとなった。岡崎は16戦連続で先発し、後半途中に退いた。これでレスターは勝ち点を77とし、残り2戦で勝ち点2を挙げるか、2位トットナム(勝ち点69)が残り3戦を全勝しなかったら、その時点で優勝が確定する。最短では2日(日本時間3日未明)、トットナムがチェルシーと引き分け以下で、レスターの優勝が決まる。 オールドトラフォードに引き分けを告げる笛の音が鳴ると、10人になっていた青のレスターの選手たちと赤のマンUの選手たちは、抱き合ってお互いに激闘をたたえた。痛み分け。ベンチに下がっていた岡崎も、両チームの選手たちに歩み寄り、ひとりひとりと握手をかわした。スタンドからは、両チームのファンが、大きな拍手で両チームの選手たちの健闘をたたえた。 激闘だった。お互いに体を激しくぶつけ合い、ボールにしつこく食らいつく。勝てば初優勝が決まる雑草集団のレスター。一方、来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権が獲得できる4位以内で終えるため、負けられないマンUの意地がぶつかった。 前半はマンUがボールを支配し、押し込む展開。同8分に右サイドを破られ、バレンシアのクロスがファーサイドに流れ、マーシャルに先制点を決められた。反撃に出たレスターは同12分に岡崎が絶好のヘディングシュートを放ったが、ボールはゴール枠を超えた。だが同17分に左サイドからのFKを主将のモーガンが頭で同点ゴールを決めた。 後半、岡崎はクロスに合わせてゴール前へ飛び込み、スライディングシュートを狙うが、ネットを揺らすことはできない。この日も走り回って、体力を使い切った岡崎は同22分に途中交代。レスターは終了間際にドリンクウオーターが退場処分になり、10人となり守勢に回ったが、何とかマンUの追撃をしのいで引き分けに持ち込んだ。 PR情報
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