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【芸能・社会】

KAT−TUN絶対帰ってくる 東京ドームで充電前ラスト公演

2016年5月2日 紙面から

 グループ活動を一時休止し充電期間に入るKAT−TUNが1日、東京都文京区の東京ドームで充電前のラストコンサートを行った。

 今年3月22日にデビュー10周年を迎えたKAT−TUN。デビュー前から東京ドームでコンサートを開き、デビュー曲から26作連続でオリコン1位を達成。一方で、メンバーが次々と脱退し、栄光と挫折の10年だった。

 今年3月末にも田口淳之介(30)が脱退。3人体制になったKAT−TUNの亀梨和也(30)、上田竜也(32)、中丸雄一(32)は5万5000人のファンに10年間の感謝と心配をかけたことへの謝罪を伝え、「絶対帰ってくる」と約束。充電前のラストステージでエネルギーを出し尽くした。

 コンサートは、10周年ベストアルバムに収録したファンのリクエスト曲を中心に構成。本編の最後はデビュー曲「Real Face」のアンサーソング「君のユメ ぼくのユメ」。喜びも苦しみも乗り越えて、前に進む決意が歌われている。

 歌い終えて上田が語り始めた。「KAT−TUNという船が動き出して10年。楽しいことだけじゃなく悲しい思いもさせてしまった。でも10周年の記念の日に、こんなにもたくさんの方々が応援しにきてくれていることが、うれしいです」。そして「もっと人を魅了できるように、たくさんの人を笑顔にできるようになって、必ず戻ってきたい」と宣言。中丸は「力をつけた我々が集まって、また面白いものが生まれると思っているので、その時はみなさん、盛り上がりましょう」と再会を誓った。

 亀梨は「明日から、新しい亀梨和也を模索しながら、力強く進んでいけたら」と決意を語った後、元メンバーの名前を挙げ始めた。

 「ぼくたちKAT−TUNは、K・亀梨和也、A・赤西仁、T・田口淳之介、T・田中聖、U・上田竜也、N・中丸雄一、この6人で結成されたグループです。この6人が集まらなければKAT−TUNはなかったかもしれない。ここにいる2人はもちろん、抜けていった3人にも感謝したいと思います」。亀梨の思いやりのある言葉に、ファンのすすり泣きがおえつに変わった。上田と中丸も目に涙をため、ステージ上で3人が固く抱き合った。

<KAT−TUNのあゆみ>

 亀梨和也、中丸雄一、上田竜也、田口淳之介、田中聖、赤西仁の6人で結成。デビュー前の2006年3月17日に東京ドーム公演を行い、同3月22日に「Real Face」でデビュー。以来、シングルは最新曲「UNLOCK」まで26作連続でオリコン1位。アルバムは初アルバムから9作連続首位で、全アーティスト歴代1位。音楽以外でもドラマやバラエティー、情報番組など幅広く活躍する一方、10年に赤西、13年に田中、今年3月末に田口とメンバーの脱退が続いた。今年2月、4月から3人での東名阪ドームツアーを行い、5月1日をもってグループとして充電期間に入ることを発表した。

 

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