Since Dec. 2009 1. はじめに 2. 今すぐできる盗聴・盗撮防止策 3. 盗聴器/盗撮器の種類 4. 盗聴器/盗撮器の電波とは 5. 難易度別発見方法 レベル1:簡易発見器による検知方法 レベル2:専用発見器による検知方法 レベル3:レシーバによる検知方法 1)認定 2)調査内容 3)報告書 4)料金 5)盗聴器を自分でセットする←2015/7/12追記 レベル4:スペアナによる検知方法 1)認定 2)調査内容 3)報告書 4)資格 5)料金 6)立ち会い 7)盗聴器を自分でセットする←2015/7/12追記 レベル5:サーモグラフィーによる検知方法 レベル6:秘密の検知方法 6. FAQ 7. まとめ 5. 難易度別、盗聴器/盗撮器発見方法
レベル1:簡易発見器による検知方法
一見オモチャの様にも見えますが、使い方を正しく理解すれば盗聴器/盗撮器を十分発見可能です。 小型軽量ですので、盗聴/盗撮が気になる方は本機を常時携帯して、更衣室、トイレ等、気になる箇所をこまめにスキャンする事をお勧めします。 また本機が正常に動作するかどうかは、電池の消耗度合いを含めて、電波を出す電話子機もしくは無線LANに近づけてブザーが鳴るかどうかで確認できます。 ヤザワ 盗聴・盗撮探知器 SE15(上図左端)の詳細はこちらのレポートをご覧下さい。 なお大昔でしたら、家庭にあるAM/FMラジオを盗聴器に近付けて、ノイズ(雑音)が聞こえるかどうかで盗聴器の有無を判断できたかもしれませんが、今どきの盗聴器にラジオを近付けても何も聞えません。 レベル2:専用発見器による検知方法
なかでもリズム時計のアールソナーは、女性でも簡単に使える様に作られておりお勧めです。 アールソナーの詳細は、こちらのレポートをご覧下さい。 レベル3:レシーバによる検知方法
テレビのワイドショーを見ると比較的簡単に見つけ出せる様に思えるのですが、テレビの場合、ある場所に盗聴器があるかどうかを調べているのではなく、街中で見つけた盗聴電波の発信源を探って盗聴器を見つける(すなわち盗聴器が有る事が分かっている)という違いがあります。 ですので、このレシーバである場所の盗聴器の有無を判断するとなると、かなりの時間を要します。 具体的には以下の様に、レシーバで受信する電波の周波数を区切って、室内の電波を時間をかけてスキャンしていく事になります。
|
周波数 | スペアナ 設定 |
エリア | 作業 時間 |
使用 機材 |
使用 アンテナ |
判定 結果 |
測定 チャート |
30~ 100MHz |
RVB/VBW/REF SPAN/SWT等 |
1F 2F |
1時間 | スペアナ レシーバ |
バイコニA | OK | チャート1 |
100~ 300MHz |
RVB/VBW/REF SPAN/SWT等 |
1F 2F |
2時間 | スペアナ レシーバ |
バイコニB | NG | チャート2 |
300~ 500MHz |
RVB/VBW/REF SPAN/SWT等 |
1F 2F |
1時間 | スペアナ レシーバ |
ログペリB | OK | チャート3 |
: | : | : | : | : | : | : | : |
2~ 2.5GHz |
RVB/VBW/REF SPAN/SWT等 |
1F 2F |
1時間 | スペアナ レシーバ |
ギガA | OK | チャートX |
要点としては測定結果の信頼度を保証するために、再現試験が可能な報告書を作成して貰う事です。
くどい様ですが、探しました、見つかりませんでした、と言うだけなら子供でもできます。
盗聴器を実際に取り外す場合に備えて、第二種電気工事士の資格(壁の電気配線に仕掛けられたとき)、及びアナログ第三種工事担任者の資格(電話回線に仕掛けられたとき)があるかどうかも確認すべきです。
このクラスですとやはり技術者のスキルが最も重要ですのですので、依頼側の勝手な目安としては以下程度が妥当な金額として、提示された見積もりと比べてみればいかがでしょうか?
なお上記キャリアを客観的に証明して貰えない場合、当然最低料金が目安になると思います。
またキャリア3年以上でしたら、前記した資格は保持しておいてほしいものです。
このクラスの業者はプロですので、顧客の質問にも正確に答える事を義務だと認識されています。
このため調査に立会い、不明な点を適宜質問して、素人でも分かり易く説明して頂けるかどうかで技量を計ることが可能です。
もし何を質問して良いか分からなかったら、以下の事を聞いて嫌な顔もせずに分かり易く説明して貰えたら、かなり優秀な業者だと思って良いと思います。
①技術者のキャリア
②RBWとVBW
②測定時の電波の単位
③ノイズレベルの相対差
④使用しているアンテナの特徴
これも前述した通りですので、是非対応願います。
お待たせしました。
今まで非公開にしておりましたレベル5の検知方法をお教えします。
何だと思われる方もあるかもしれませんが、それはサーモグラフィーを使った検知方法です。
ご存じかもしれませんが、サーモグラフィーとは動物や電子機器など熱を発生する物体から放出される赤外線(熱線)を可視化して温度分布表示してくれる優れ物です。
それが電波とどう関係するかですが、盗聴器にしろ盗撮器にしろ、全ての電子機器は電気を消費して動きますので、それに伴って熱を発生させ、それにより本体が周囲より高い温度になります。
これをサーモグラフィーで覗いて、発見しようというものです。
例えば、前述の三又コンセントタイプの盗聴器が自宅にあった場合、一番左の写真を見ただけでは誰にも何もわかりませんが、右隣の写真にある様にこのサーモグラフィーで覗けば、どこに盗聴器があるか一目瞭然です
原理はいたって簡単で、それこそサーモグラフィーさえあれば、誰でも可能なのですが、サーモグラフィーの価格が以下の様に数十万円と高いのが最大のネックです。
さらにこのカメラを見えない様に布等で覆っても、周囲の布も暖まり発熱しますので、下の写真の様にすっかりバレバレです。
どうです。すごくありませんか?
もし専門業者に室内のチェックを依頼する場合は、最低限これらの装置(サーモグラフィーとスペクトルアナライザー)を持っているかどうかは確認したいものです。
従来はレベル5のサーモグラフィーによる検知方法を秘密の検知方法としてお伝えしていたのですが、実はまだ秘密の検知方法は存在します。
これはかなり有効な手法なのでヒントもお伝えできないのですが、見つける側も日夜進歩しているという訳です。
5. 難易別発見方法
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6. FAQ
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