ヒトリジョーシス 原宿ベース

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原宿でひとり情シスの暗黒卿をしている SE のブログ

不器用男子が作る100均の道具だけで作るタイダイ塗りのレジン

ハンドメイド 日記 レジン

こんにちは!カレンダー通りのゴールデン WeeeeK で激込みの原宿をゼイゼイ言いながら汗だくになりながらお昼ごはんを食べるためにさまよったひとり情シスの暗黒卿ことシンスケナカムラ (@sys_nakamura) です。残念ながら私はイヤァオとは叫びません。

 

さてさて、今回は再びレジンの作り方を書きたいと思います。前回は宇宙塗りレジンが自分が思っている以上によく出来たかなと思います。それ以上に割りとしっかり手順を記事にすることができたような気がするので、少しでもこれからレジンを始めてみたい方のお役に立てれば嬉しいなと思っています。

 

そして今回は「タイダイ」風のデザインが作れる技法を不器用ながら紹介したいと思います。

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不器用ですから

前回の記事で頂いたコメントに複数「不器用じゃない」「不器用は嘘だ」といったお言葉がありましたが本当に不器用なんです!ワインを開けようとすればコルクがボロボロになるし、はさみも真っ直ぐ入れられませんし、針に糸を通すこともできません。

 

何よりお酒を飲み過ぎているせいか、平時は常に手が震えているのでネイリストさんからネイリストになるのは向かないと以前に言われたことがあります(笑)そんな手先も生き方も不器用な私がさっそく今回も作り方を解説していきたいと思います。

 

 

100均で購入した道具

今回もタイダイ塗りに挑戦するために前回購入して使えるものはそのまま使って、足りないものは 100 円ショップで購入をしました。購入したのはタイダイっぽい色を作るために必要なカラーマニキュア達です。

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購入したもの一覧

 

  • カラーマニキュア (ピンク)
  • カラーマニキュア (イエロー)
  • カラーマニキュア (パープル)

 

 

合計 324 円なり!あとのものは前回までに購入したものも含めてデザインを作っていきたいと思います。今回購入したカラーマニキュアの製品名はわかりませんがビビッドな感じのカラーマニキュアだったら何でも使えると思います。決してこの色の組み合わせでなくても問題はありません。

 

 

タイダイ塗りレジンの作り方

それではここから各工程に分けてタイダイ塗りの作り方を解説していきます。今回も前回の宇宙塗りと同様に写真で示しているマニキュアの配置はあくまでも目安です。基本的に色を混ぜ合わせて流れを作る技法なので全く同じものは二度と作れません。これといった正解はないので「自分だけのサイケデリック」を自由に表現しながら作っていけばいいと思います。

 

 

完成はこんな感じ

今回の手順でレジンを塗っていくと最終的には大体こんな感じに仕上げることができます。逆に混ぜあわせを変えるだけでガラリと違う雰囲気の作品にすることもできますので、ぜひぜひチャレンジをして頂いていろんなデザインのタイダイ塗りを作ってもらえたらと思います。

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用意するもの

タイダイ塗りレジンをかんせいさせるために私が使った道具を書いておきます。

  • レジン皿
  • カラーマニキュア (ピンク)
  • カラーマニキュア (イエロー)
  • カラーマニキュア (パープル)
  • カラーマニキュア (水色)
  • スパン入りマニキュア (コバルトブルー)
  • レジン液
  • 爪楊枝
  • 100 円ライター

 

 

一層目

今回の手順も二層目はレジンを塗るだけでデザイン作成は宇宙塗りと同じく一層目で済ませてしまいます。二層目のレジンは膨らみを出すため・綺麗に仕上げるために塗る感じです。

 

1. ピンクのカラーマニキュアで色をのせる

私は最初にピンクのカラーマニキュアからレジン皿に落としました。カラーマニキュアは皿にしっかり塗ろうとしてしまうと水が多すぎる水性絵の具のように色づきが悪くなるのでまずはボタボタ落とす感じで皿にのせていきます。 (ちなみにレジン皿の写真が急にここから汚くなったのは一度作成に失敗したからですw)

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大体こんな感じの水分量で落としていきます。後で爪楊枝を使って色をのばすのでこのままで大丈夫です。

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タイダイ塗りはレジン皿の各所に各色を配置するので一色でのばそうとしないで部分ごとに色をのせていきます。ピンクの配置はこんな感じにしました。

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2. イエローのカラーマニキュアで色をのせる

続いてイエローのカラーマニキュアを皿にのせていきます。のせかたはピンクの時と同じです。塗ろうとはせずに皿にボタボタ落とすことを意識します。ただし、あまりマニキュアを極端にのせすぎると皿からあふれたりレジンの硬化に影響がでるので薄塗りを意識しつつ水分として落とす感じです。

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イエローのマニキュアを部分的に落としていきます。ここではのばしません。ダマを落とす感じでのせます。

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イエローの配置はこういうふうにしてみました。

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3. 水色のカラーマニキュアで色をのせる

次にのせるのは水色です。このマニキュアは今回購入したものではなく、前回の宇宙塗りをする際に購入したグラデーションネイル用のマニキュアセットについていたものです。これもイエローと同じようにダマを部分的に落とす感じで色をのせていきます。

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基本的にはピンクやイエローと重ならないところにダマをのせましたが少し重なっても後で混ぜるので問題は全くありません。

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水色はこんな感じでのせてみました。

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4. パープルのカラーマニキュアで色をのせる

続いてパープルもイエローや水色と同じようにダマを部分的にのせていきます。私はあえて少しイエローや水色のダマに重なるような感じでのせました。

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これまでにのせた色に被さっても問題ないのでレジン皿の空いているスペースを埋めていく感じでのせていきます。とはいっても、最後に爪楊枝で全色を混ぜるのでスペースを全部埋めようとする必要はないと思います。 (全部埋めようとするとピンク・パープルの系統が強くなりすぎる恐れがあります)

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こんな感じでパープルをのせてみました。

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5. スパンコール入りマニキュア (コバルトブルー) で色をのせる

続いてスパンコールが入っているコバルトブルーのマニキュアを落としていきます。このマニキュアはスパンコールで程よくラメになる感じが好きなのですが、なければグリーン系のカラーマニキュアで代用してもよさそうです。

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基本的には水色のマニキュアを落とした上にやや被さるようにダマをのせていきます。 (あとで混ぜる時にグリーンっぽい色が作りやすいので)

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私はこんな感じでコバルトブルーをのせてみました。ここまででカラーをのせていく作業は終了です。

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6. 爪楊枝で色を混ぜのばしていく

ここからは皿にのせたダマっぽくなっている色を混ぜながら伸ばしていきます。私が最初に混ぜた部分はスパンコール入りのコバルトブルーです。ラメっぽくなっている分、少し荒っぽく卵かけご飯の卵をとくような感じで混ぜていきました。

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その他の部分についても色を混ぜながら伸ばしていきますがポイントがあります。あまり荒っぽく混ぜると配色が汚くなりがちなので、爪楊枝の先だけを使ってマニキュアの表面だけを動かすようなイメージで混ぜて伸ばしていきます。そうすると色の流れが表現されて綺麗に見えると思います。

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伸ばすときは少し弧を描くような感じで爪楊枝を動かしていくと流れが綺麗に作れると思います。こんな感じになりました。

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7. マニキュアが乾くまで放置する

あとはレジンを塗って硬化すれば一層目は完成しますが、マニキュアを使う技法の場合これが一番重要です。マニキュアが乾かないうちにレジンを落としてしまうと、レジンとマニキュアが混ざってしまい硬化しない、または皿とレジンの接着部がマニキュアに邪魔されてレジンでしっかりと封入できなくなる可能性が極めて高いので、マニキュアは乾くまでしっかりと放置します。 (乾くまで放置してラーメン屋さんでラーメンでも食べるとちょうどいいかもです)

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8. レジンを塗って全体にまんべんなくのばす

マニキュアがしっかりと乾いたらレジンを全面に塗っていきます。一層目は浅いレジン皿を使っている場合マニキュアも落としている関係上、あまり塗りすぎると皿から漏れるので薄塗りを意識します。

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レジンは薄塗り (皿から漏れないように) を意識しつつもまんべんなく塗れる量はしっかり落とします。

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爪楊枝でゆっくりじっくり優しく皿全体にレジンをのばしていきます。

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全体に塗り終えたら 2 分くらい放置してレジンのセルフレベリング (自然と広がる・平らになる効果) を待ちます。

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その際に気泡ができると思いますが気泡が気になる場合にはレジンの表面を直火はあてないようにライターで炙ると気泡が綺麗につぶれます。

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9. UV ランプで 5 分くらい硬化する

気泡もつぶれて全体にレジンが浸透していることを確認したらジェルネイル用の UV ランプで 5 分くらい硬化します。

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ちなみに私が使っている UV ランプはこれです。

レッドスペシャルUVライト 36W ホワイト 取扱説明書付き

レッドスペシャルUVライト 36W ホワイト 取扱説明書付き

 

 

しっかりレジンが硬められたら一層目はこれで完成です。

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二層目

二層目の作業はレジン液を表面にたっぷり塗って硬化するだけです。こうすることで表面が皿よりもモコっと膨らみ立体感をだすことができます。

 

1. レジン液を表面にたっぷり落とす

一層目ではレジン液が溢れ出さないように薄塗りを意識しましたが二層目はたっぷり塗って大丈夫です。そうすることで表面の膨らみが生まれていい感じに仕上がると思います。

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2. レジン液を爪楊枝で全体にまんべんなく伸ばす

表面にたっぷりレジン液を落としたら爪楊枝で全体に浸透するように細かく伸ばしていきます。

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全体にレジンが浸透したら一層目と同じくレジンのセルフレベリングをするために 2 分くらい待ちます。

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ここでも気泡が残ったらライターで直火をあてないように表面を炙ると綺麗に気泡がつぶれます。

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3. UV ランプで 5 分くらい硬化する

気泡が綺麗につぶれて全体にレジンが浸透していることを確認したら UV ランプで一層目と同じく 5 分くらいレジンを硬化します。

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完成しました

以上の手順でタイダイ塗りレジンの完成です!こんなんになりました!

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二層塗ったおかげで表面にもこのように膨らみが生まれています。

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せっかくなので前回作った宇宙塗りと並べてみた

なんとなくアヒルも置いてみました(笑)

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まとめ

タイダイ塗りを実際やってみて思ったのは、前回紹介した宇宙塗りと同じくらいの難易度、いや濃い目の色を使えばごまかしが効くことを考えると宇宙塗りよりも簡単かもしれない技法です。しかしマニキュアを多めに使う分、量を考えないと皿から溢れたりレジンと皿の接着部をマニキュアが干渉してせっかく硬化したレジンが剥がれたりするので、最大のポイントはマニキュアを落とす量はやや少なめを意識することだと思います。そこだけおさえていれば基本的には単色をしっかり綺麗に塗るよりも簡単な技法だと思いますので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてくださいねっ!

 

それではっ!

 

 

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