旅行に行くときは大体着物と決めています。
たくさん歩くことを考え、底がスニーカーのような草履をはき、汚れてもドライクリーニングに出せるシルクウールの単衣を着ました。
帯だけはちょっといいかなーと思う袋帯を締めました。
正確には、「巻きました」です。
私は帯をお太鼓の形に折り畳んでクリップで固定し、ぐるっと体に巻きつける方法で簡単に着ています。
便利で楽なのですが、飛行機に乗るときは必ずセキュリティーゲートで引っかかり、金属探知機で身体検査を受けることになります。
帯の固定に、文房具店で売られているダブルクリップの特大を使っているのが原因です。
初めて身体検査を受けたときは、「ここで帯を解いてください」と言われたらどうしよう、絶対乗り遅れる!とあせりにあせり、「原因はこれですから!さわってみてください!手に当たりますよ!」と必要以上にアピールしましたが、今は係の人が先に「あっ帯の金具ですね。」と言ってくれるようになりました。
私のような帯の仕方が普及しているのでしょうか?
そうやって楽に着物を着て出かける人がどんどん増えればいいなあと思っています。