文部科学省は27日、19日実施の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト、学テ)に参加した北海道帯広市の市立中学校から、専用サイトにアクセスするためのIDとパスワードが漏洩した可能性があると発表した。サイトを管理するサーバーは参加校名や生徒数などを保存し、テストの結果などは別のサーバーで管理している。情報漏洩は確認されていない。
文科省によると、各学校に送る問題冊子数や連絡先を効率的に把握するため、今年度から民間企業に委託して専用サイトを導入。学校ごとに異なるIDとパスワードを伝え、必要事項を入力するよう求めていた。
22日にIDとパスワードが漏洩した疑いがあることを文科省が把握し、この中学のパソコン2台をネットワークから切り離すなどの対応を取った。