iPhoneの標準搭載アプリ「マップ」は、地図を見たり、経路検索ができたりする地図アプリです。iPhoneユーザーとはいえ「Googleマップ」を使う人が多いと思いますが、実は「マップ」はグルメサイト「食べログ」とも連携しているので、飲食店の検索にも役立ちます。旅先などで最寄りの飲食店を探したいときに活用してみましょう。
まずは位置情報サービスをオンにする
地図上に現在地を表示するには、位置情報をオンにする必要があります。位置情報は「設定」アプリの「プライバシー」 「位置情報サービス」でオン・オフの設定を行えます。オンにしておけば、マップ上に現在地を表示して、経路検索や周辺情報の検索結果などを確認可能です。「設定」アプリを起動し、「プライバシー」 位置情報サービスの順にタップ(写真=左)。「位置情報サービス」をオンにして、「マップ」を選択し、「このAppの使用中のみ許可」をタップします(写真=右)。
現在地周辺の飲食店を探す
位置情報サービスをオンにしたら、さっそく「マップ」アプリを起動しましょう。画面上部の検索ボックスをタップすると、検索画面が表示されます。ここでは、「食べ物&飲み物」「買い物」「エンターテインメント」「旅行」の4つのカテゴリのアイコンが表示されるので、飲食店を探すには「食べ物&飲み物」のアイコンをタップしましょう。「マップ」を起動したら、画面上部の検索ボックスをタップします(写真=左)。検索画面ではカテゴリや検索履歴が表示されます。ここでは「食べ物&飲み物」をタップしましょう(写真=右)
次画面では、さらに詳細なカテゴリが表示されます。「レストラン」「ラーメン」「カフェ」のカテゴリで絞り込んで検索できるようになっており、いずれかをタップすると、地図上で店舗の位置を確認できます。画面下部には店舗のリストが表示されており、現在地からの距離や営業情報、口コミなどもわかります。気になる店をタップすると、該当の店舗の位置が店名のフキダシと共に表示され、再度タップすれば店舗の詳細情報を確認できます。
カテゴリでの絞り込み検索が可能。レビューでの評価をもとにしたリストも表示されます。ここでは「レストラン」をタップ(写真=左)。レストランがマップ上に表示されました。リスト内から詳細を見たい店舗をタップします(写真=右)。
詳細画面では、電話番号、ホームページ、住所、営業時間、カテゴリ、写真、レビューを確認できます。店に直接問い合わせたいときにはここから電話をかけるといいでしょう。
さらに、特筆すべきは「食べログ」に投稿されている写真やレビューを参照できる点。いちいち食べログで検索してから地図アプリで場所を調べる手間を省けるだけでなく、"地図を見ながら店を選べる"という利点もあります。
電話番号やホームページ、住所などの情報が表示されています(写真=左)。レビューは3件のみ表示される仕様で、タップすると食べログの口コミページが表示されます(写真=右)。
店までの経路を素早く検索しよう
「マップ」アプリでは、店を探すだけでなく経路検索にも対応しています。検索できる移動手段は車と徒歩に限られており、交通機関を使った検索には連携アプリが必要です。とはいえ、経路検索時は音声によるナビゲーション機能を利用できるので、車であればカーナビ感覚で、徒歩であれば歩きスマホをすることなく、目的地までたどり着けるのが魅力。音声案内はオフにすることもできます。詳細情報画面で「経路」欄の徒歩アイコン、もしくは車アイコンをタップすると、現在値からの経路検索の結果が表示されます(写真=左)。「出発」をタップするとナビゲーションが開始し、音声でルートを教えてくれます(写真=右)。
音声案内の設定を変更するには、画面左下の「i」アイコンをタップします(写真=左)。ナビゲーションの音量の調整が行えます。音声案内中の別アプリによる読み上げオーディオを停止することも可能です。設定を終えたら「完了」をタップ(写真=右)。
気に入った店は「よく使う項目」に追加しよう
旅先で見つけたお気に入りのお店は、「よく使う項目」に追加するといいでしょう。「よく使う項目」に登録しておけば、あとから確認する際にいちいち検索履歴を遡る必要がなく、簡単に情報を管理できます。登録方法は簡単で、店舗の詳細画面のハートのアイコンをタップするだけです。もしくは、「共有」メニューから登録する方法もあります。共有メニューではメッセージやメールでの送信や、メモへの追加などの機能も使えます。お気に入りの店の情報をいろんな人に教えてあげましょう。
店舗の詳細画面で、ハートのアイコンをタップします(写真=左)。画面右上の「共有」アイコンをタップして、「よく使う項目に追加」をタップしても構いません。共有メニューからは、メールやSNSを使って店舗情報を共有できます(写真=右)
登録した店舗は検索画面の「よく使う項目」から参照可能(写真=左)。登録した項目は「編集」から削除や並び替えが可能です(写真=右)。