せっかく生き延びられた命を避難して落としてもらいたくありません。
少しでも役立てばと思い ほとんどの車種に対応出来そうな ベッドの作り方を考えました。
ちょうど下取車で 運転席をリクライニングしてもフラットにならない車がありましたのでこれで作ってみました。ちなみに 三菱のエアートレック ハッチバックです。
この車は 後部座席を折畳むとフラット面は出来るのですが あえてフロントシートをリクライニングさせてフラットじゃない状態の上にベッドを作ります。
まずヘッドレストを全部外します。
外し方は ヘッドレスト差し込み口のプラスチックつまみを押しながら引上げ抜きます。
荷物の梱包に使う PPバンドとバンドストッパーをご用意ください。
肩部分のシートベルトを通してある留め具のとこにPPバンドを差し込み バンドストッパーで留め 輪にしてください。この車では 4ヶ所ともシートベルト留め具に通しました。
車種によっては 位置的にアシストグリップを使った方がいい場合もあります。(シートベルト留め具に通す場合は 安全のため走行中はPPバンドをはずしてください。)
PPバンドとストッパーは何れも 100kg前後の荷重に耐えられます。 しかし安全を考慮して2本ずつ通しました。
輪にしたバンドに 垂木(45mm×45mm)を室内幅より30mmくらい短くカットし両サイド通します。
車体内貼りパネル等に傷がつかないように 木口に布、スポンジ等を取付けてもいいと思います。
後も同じように 垂木を通します。
高さは 折畳んだ座席の一番高い場所に当たらない位置にします。
この時点での高さは大体でいいです。
次は この二本の木の上に置く ベッド板のサイズを計測します。
フロントは ハンドルの位置で後は 障害物がないのでべニア板のサイズ1800mmにします。
車種によっては 後部座席が倒れない場合 背もたれ部分までの長さになります。
幅は 左右PPバンドが外れない位置に置いて その内側寸法になり それを取回しをよくするため2分割にします。桟木の上に置く場合は4分割の方が収納性がいいです。
カットした板(コンパネ12mm) を置いてみます。
水平になるように 4ヶ所のベルトの長さ調整してください。
もし自動車が斜めになってる場所に駐車してる場合でも 水平に出来ます。
ベッド板下は 荷物等の収納スペースとして使用出来ます。
裏には 24mm×36mmの角材を取付けます。これは垂木部分を逃がし ビス止めしてあります。
もしビス等留める工具が無い場合は 角材を板の長さに切り 垂木の上に置き その上にベッド板を置くだけでも大丈夫です。 使用する場合角材が板の両サイドにあるか確認してご使用ください。
ベッド板の上に レジャーマット等クッション材を敷いたら出来上がりです。
注意)垂木と垂木の間以外のベッド板に乗るとシーソー状態になり危ないです。その部分に丈夫な箱、荷物等入れてください。
この車の様に 後部床に寝るスペースがある場合は PPバンドを短くしてベッド高さを上げ 下のベッドとオフセットする形で 4人寝れるようにも出来ます。(下に寝る場合は 上ベッド下に足を入れられるくらいの高さに調節します。)
いろいろな車に応用出来ると思います。
板、角材の材料費はこれで 3000円弱です。実車でサイズを測定しホームセンターでカットしてもらえば すぐ出来ます。
注意) 製作、使用する場合、バンド、ストッパーの亀裂、劣化、受木等の割れ、劣化の注意点検してください。
注意) 製作、使用される場合 自己責任で行ってください。