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苫米地博士のご本『日本人よ、目を覚ませ！』を読みました。他のところでコメントされてた人の記事に私と同じことを考えてたので、承諾を得て転載させていただきます。
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日本はアメリカと同盟国であるにもかかわらず、同盟国である日本を人工地震で３万人も殺傷し、福島第一原発では今なお、予断を許せない状況が続いています。
官僚の手先となっているマスコミは私達に正確な情報を伝えず、情報統制を敷き情報操作や誤魔化しをしています。
生存権を脅かされ私のような普通の国民は思考停止となってしまいます。
こうなれば私達が自分の手で、この国を良くしていかなければなりません。
ゴールは「明るい未来の日本国」を目指して進んで行きたいものです。
そのヒントとなるは日本国憲法にあるようです。脳機能学者の苫米地英人先生の「日本人よ、目を覚ませ！」マガジン・マガジン社に良く書かれています。
憲法の意義と、それを正しく運用することの利点。さらに私達日本人、一人ひとりが持つ、義務と権利について再考することによって、主権者たる日本国民の姿を浮き彫りにしてゆくことができます。
（本文より抜粋）
『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意〜』とありますが、そんな決意をしたら今のいまの国際社会ではいいように食い物にされるでしょう。
また、
『平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会』など、一体どこにあるのでしょうか？
いい意味でも悪い意味でも夢物語です。
（中略）
しかしだからこそ私は日本国憲法は優れていると思うのです。なぜならこれほど高い理想はなかなか他にないからです。
ここまでまっすぐで、崇高で、ある種滑稽ですらある文章を、少なくとも私はみたことがありません。
私はなぜ、日本国憲法には民主主義の理想が込められているかというのかは、この前文を読めばわかってもらえるのではないでしょうか。
そして、この夢のような言葉をなぜ、これほど評価をするのかといえば理由は簡単です。
人は高い理想を掲げなければ、絶対にそこには到達できないからです。
（中略）
そのため積極的に活動すればいいわけです。つまり、理想があるからこそ、いまやるべきことが見えてくるのです。
これは人間の夢だろうと、国家の夢だろうと変わりありません。夢見がちだろうと、ほとんど不可能かもしれなかろうと、素晴らしい理想を掲げること。
これがまず大切なのです。
日本国家のゴール
『日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。』
どうですか？もし実現できるのであれば、こんな素晴らしい世界はないでしょう。しかしこの前文はまだ途中なのです。このあとに続くのはこんな文面です。
『われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。』
私たちは『国家の名誉にかけ』て、理想を実現することを誓っているのです。日本国憲法とはこの前文がすべてだと言っても過言ではないでしょう。
憲法九条だけを取り出して、戦争を放棄するとか、しないとかなどを議論する以前に、私たちは『恒久の平和』をすでに念願しているのです。
ゴールはここ『恒久の平和』です。
戦争を放棄するのはあくまでその手段でしかないのです。憲法の前文を実現させようと思えば、それは自ずとそうなるでしょうし、
そのためにどうするべきかと考えた時に、現状では軍隊を持つしかないと判断すれば、持てばいいでしょうし、必要なければ、持たなければいいという、ただそれだけの話です。
（中略）
ゴールがなければ人生が変らないのと同じように、国だって変らないのです。
いまのこの無力感と、焦燥感が蔓延した日本という国を変えるためにも私たちのゴールが必要なのです。
という苫米地先生の「日本人よ、目を覚ませ！」に「私たちの明るい未来」につながるヒントがあります。
みなさんはどうおもわれますか。
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日本国憲法前文
『日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。』
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