【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は30日午前7時20分ごろ、辺野古沿岸部の立ち入り禁止区域を示す海上のフロート(浮具)とオイルフェンス(油防止膜)の撤去作業を始めた。沖縄防衛局が発表した。今後、少なくても数週間かけて作業を実施する見通し。
辺野古沖の海上では30日午前7時すぎから複数の監視船がフロート近くに接近した。現場付近からは午前7時40分すぎに作業船がオイルフェンスを陸上に向かって引いている作業が確認できた。
政府は辺野古移設を巡る訴訟の和解を受けた県との14日の協議で、フロートを取り外す方針を示していた。フロートは2014年8月、米軍と工事用船舶以外の航行を禁止する「臨時制限区域」を明示するためだとして海上に設置された。辺野古の埋め立て予定地を囲むように数珠つなぎに浮かんでいる。浮標灯(ブイ)やフロートなどを海中につなぎ止めるアンカーなどは撤去されない。【琉球新報電子版】
オイルフェンス(油防止膜)を撤去する沖縄防衛局の作業船=30日午前8時14分すぎ、名護市瀬嵩(又吉康秀撮影)
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