政府、辺野古海上のフロート撤去
沖縄との訴訟和解で
2016/4/30 10:50
海上のフロート撤去作業が始まった辺野古沿岸部。奥はクレーンでつり上げ、米軍キャンプ・シュワブ内に片付けられるオイルフェンス=30日午前8時44分、沖縄県名護市 政府は30日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部の海上で立ち入り禁止区域を示すフロート(浮具)の撤去を始めた。工事で生じる汚れが周辺海域に広がるのを防ぐオイルフェンスも取り外す。作業完了まで少なくとも数週間かかる見通し。
辺野古移設を巡る訴訟の和解に伴い、埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事の処分の効力が回復したため、沖縄県側が撤去を要求。政府側は14日の協議で応じる方針を示していた。和解を受け、移設関連工事は現在も中断している。