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「核なき世界の一歩に」 広島市長、国連部会へ出発

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「核なき世界の一歩に」 広島市長、国連部会へ出発

広島空港で報道陣の取材に応じる松井一実広島市長=30日午前 広島空港で報道陣の取材に応じる松井一実広島市長=30日午前

 5月2日からジュネーブの国連欧州本部で始まる核軍縮の進展を目指す作業部会に出席する広島市の松井一実市長が30日、出発前に広島空港で報道陣の取材に応じ「核兵器のない世界という理想に向け具体的な一歩になるよう、重要性を訴えたい」と抱負を語った。

 現職の米大統領として初めてオバマ氏が広島を訪問する見通しとなっていることについては「核兵器を使ったときにどれだけ人類に悲惨な状況を与えるのか、証言を聞くなどして被爆の実相を知っていただければ」と期待を込めた。

 松井市長は、羽田空港を経由して30日夜(日本時間5月1日未明)に現地入り。核廃絶に向け国内外の約7千都市で連帯する非政府組織(NGO)「平和首長会議」の会長として作業部会に出席する。会合初日には、世界の指導者に被爆地・広島、長崎への訪問を呼びかけるメッセージを発表する予定だ。

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