長良川沿いの歴史ある「川原町」へ
連休を利用して奥さんの実家のある名古屋に帰っておりました。せっかくの名古屋なので、どこかへ遊びに行こう!ということで、今回は岐阜へ。岐阜はおばあちゃんのいる大垣にはよく行っているのですが、名古屋と大垣の中間あたりになる岐阜はいつも通過してばかり。今回はその岐阜をメインに据えて、遊びに行ってきました。
今回の目的地は、長良川沿いの「川原町」。その昔、江戸時代に長良川の水運を利用して材木商や和紙問屋などが栄えた街で、今も格子戸の日本家屋が残る街並みを見ることができるエリアです。JR岐阜駅または名鉄岐阜駅からバスに乗り「長良橋」停留所で下車すれば、そこはもうすぐ川原町。岐阜城方面に進むバスに乗るといいですね。
日本家屋の並ぶ街並み
長良橋から約500メートルほどの街並みには古い日本家屋が両サイドに並び、昔ながらの空気を感じさせます。この日は祝日だったので日の丸を掲げているところも多かったですね。
和紙や材木を扱う商店が多かった、ということで格子戸の風通しの良さが商品を湿気させないことに役立っていたのかしら、なんていう想像をしながら川原町を進みます。日本家屋の機能性の高さは素晴らしいですし、何かしら意味があったのでしょうね。
川原町には岐阜の老舗旅館「十八楼」があるのですが、玄関の側に「手湯」がありました。
少し赤みがかった銅のような色の温泉で、浸かったあとはお肌がすべすべ。これが長良川温泉の泉質なんですね。この日は季節外れに寒く、暖かくて最高でした!私も手がすべすべになりました。
古民家カフェ「川原町屋」さんへ
ランチの時間ということで、今回の目的地のひとつだった「川原町屋」さんへ!昔の和紙問屋をリノベーションしたお店で、川原町のランドマークとなっています。黒い格子戸に赤いポストが目印です。
お店に入ると奥行きが長い、昔ながらの日本家屋の特徴そのまま。カフェ兼ギャラリーということで壁には掛け軸が飾られていたり、商品が展示されたりしています。
通されたカフェスペースは蔵を改装したステキな空間。壁には日本画が飾られています。ゆっくりとした時間が流れていました。
食事のメニューも絶品
メニューはカフェメニューだけでなく食事のメニューもありました。奥さんは「川原町屋ごはん」を注文。メニューは日替わりで、この日はターメリックライスにポルペッティーニというイタリアの肉団子、そしてサラダという組み合わせ。ターメリックライスの風味としっかり味のついたポルペッティーニがよく合います!ちょっと食べさせてもらいましたが大変美味。
私が注文したのは川原町屋特製ピザ。マルゲリータとバジルのハーフアンドハーフです。特徴は、味付けのアクセントに使っている「白熟クリーム」。岐阜の郷土料理である鮎の熟れ寿司のご飯の部分をサワークリームとブレンドしたクリームです。チーズもサワークリームも熟れ寿司も発酵食品ということで、意外と合うんですね。これが不思議とクセになりそうで美味しかったです。
川原町屋さんでの食事を終えて、再び川原町散歩へ。川原町屋さんの横にある道を抜けると「蔵のある散歩道」という細い小路へ出ました。黒壁の蔵と石垣、満開のつつじ。メインストリートの日本家屋の並ぶ印象とはまた違った、雰囲気のある小路です。
岐阜に来たら立ち寄りたい「川原町」
古い日本家屋の並ぶノスタルジックな街並みを楽しめる川原町。カメラを持っていると撮りたくなるスポットが多く飽きません。女性に喜ばれるカフェもあり、岐阜観光のスポットの一つに加えておきたい川原町。岐阜城のある金華山からもすぐ近くなので、岐阜城とセットで回るのもいいかもしれませんね。また立ち寄りたい、川原町の街並みでした。
- 作者: 川原町まちづくり会,岐阜大学富樫ゼミ,さかだちブックス,ORGANデザイン室,川原町のまちづくりを応援している皆さん
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