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【藤本欣也の韓国探訪】
36万本が咲き乱れ…軍港・鎮海の桜に秘められた日韓110年の歴史を紐解いた
スティックをつきながら歩いているのは当時の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領だ。5・16軍事クーデターで政権を奪取してから約16年、独裁政権との批判を浴びながらも、「漢江の奇跡」と呼ばれる経済成長を成し遂げていた。側近に暗殺される2年半前のことである。
「朴正煕氏が鎮海を訪問した際、鎮海に桜を植えるように指示したのです」。鎮海近代文化遺産保全会の元事務局長、崔ハクジュン氏は話す。海軍士官学校があり、周辺に夏の保養地もあった鎮海を朴元大統領はしばしば訪れている。
軍港歴史館の資料にも、それを示すくだりがあった。
「鎮海では1960年代から再び桜を植え始め、1976年、鎮海を世界第一の桜の都市に育てよという大統領の意志に従い、本格的に桜が植えられるようになった」
朴元大統領は戦前、日本の陸軍士官学校で学んでいる。桜に特別な思い入れがあっても不思議ではない。
「いや、聞いたことがないですね、朴正煕氏が桜を植えろと指示を出したという話は…」
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