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【藤本欣也の韓国探訪】
36万本が咲き乱れ…軍港・鎮海の桜に秘められた日韓110年の歴史を紐解いた
在日韓国人たちを中心に韓国各地で植樹運動が展開されたようだ。ただ、戦後の鎮海ではどのようにして桜が植えられ、ここまでの規模になったのか。具体的な事柄が知りたかった。
当時、桜の苗木を鎮海に贈った組織の1つ、在日本東京鎮海有志会の寄贈趣意書が残されていた。
「鎮海を世界的な桜の街に整備し、(桜を好む)日本人の観光客を韓国に誘致する端緒にしよう」(2008年1月22日付の韓国紙、世界日報電子版)。故郷の発展と日韓関係の改善に役立てば-との思いから寄贈したのだという。寄贈後も、何度も鎮海に足を運んでは肥料をまいたり、害虫対策に助言を与えたり、アフターケアに従事する人もいたらしい。
そうはいっても、「日本的なモノ」として一度伐採した桜が再び植樹されることに、住民たちの抵抗はなかったのだろうか。
□ □
鎮海の歴史に詳しい、鎮海近代文化遺産保全会の元事務局長、崔(チェ)ハクジュン氏(64)に話を聞いた。
--鎮海の桜は日本人が植えたのが始まりだそうですね
「はい、1910年から25年までの間に、都市美化の一環でおよそ11万本の桜が植えられました」
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