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巡視船を派遣…沖ノ鳥島、漁船拿捕に抗議

沖ノ鳥島周辺海域に向けて出航した台湾・海岸巡防署の巡視船=台湾・高雄市で2016年5月1日、鈴木玲子撮影

 【高雄(台湾南部)鈴木玲子】沖ノ鳥島(東京都)周辺海域で台湾漁船が日本の海上保安庁に拿捕(だほ)されたことに抗議するため、台湾の馬英九政権は1日、海岸巡防署(海上保安庁)の巡視船など計2隻を台湾南部・高雄から同島周辺海域に向けて出航させた。5日以内に到着し、漁船保護の活動を行うとしている。

     馬政権は、沖ノ鳥島は島ではなく「岩礁」で排他的経済水域(EEZ)は設定できないと主張し、日本側による拿捕は違法行為だと非難。林永楽外交部長(外相)は4月29日、日本の対台湾窓口機関、交流協会の沼田幹男・台北事務所代表を外交部に呼んで抗議した。今月20日に民進党の蔡英文政権が発足するのを前に、国民党の馬政権は対日姿勢を急速に硬化させている。

     1日付の台湾紙「聯合報」は、国防部(国防省)が艦船を同島周辺海域に向けて派遣したと報じた。

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