若者向けに財政の教材を初めて作成 財務省

若者向けに財政の教材を初めて作成 財務省
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ことし夏の参議院選挙から、選挙権を得られる年齢が18歳に引き下げられる見通しとなっていることから、財務省は、若い人たちに日本の財政状況に関心を持ってもらおうと、学校の授業で活用できる教材を初めて作りました。
財務省が作ったのは、国の予算の内容や財政状況などを紹介する中学生や高校生向けの教材です。ことしの夏の参議院選挙から、選挙権を得られる年齢が18歳に引き下げられる見通しになっていることから、若い人たちに日本の財政状況に関心を持ってもらおうと初めて作りました。
教材には、国の借金に当たる国債が今年度末には838兆円に達し、国民1人当たりにすると、664万円にまで膨れあがる見通しになっていることや、少子高齢化に伴って高齢者を支える働き世代の1人当たりの負担が増えていくことなどが、イラストを交えながら解説されています。この教材は、財務省のホームページからダウンロードできるようになっています。
さらに財務省は、平成34年度をめどに新しく高校の科目に設けられる「公共」に、財政の項目を盛りこむよう文部科学省に求めるなど、若い人たちに理解を深めてもらう取り組みを進めることにしています。

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