人気Podcatの「Stuff You Should Know(あなたが知るべきモノの仕組み)」は、猫の習性、腸の仕組み、ビッグバンの仕組みまで分かりやすく説明する人気番組です。今回はハッカー集団「アノニマス」について特集していたので、翻訳しました。アノニマスはどうしても海外のハッカー集団として扱われますが、やはり日本の匿名掲示板の成り立ち/歴史と似ている所も多いので、興味深く読んでもらえると思います。
Stuff You Should Know:The Lowdown on Anonymous
今週の放送では匿名のハッカー集団「アノニマス」の存在について切り込んでいこう。こんな放送をしてしまうと番組が「アノニマス」に攻撃されるのでは、と心配する番組スタッフもいたが、その心配は要らない。アノニマスの不文律には「自らの個人情報は伏せろ」「メディアは攻撃するな」という明確なルールがあるからだ。さあ、「Anon」達の生い立ちから、活動内容、そして今は「アノニマス」の戦略まで取り入れてアノニマスを駆逐しようとする連邦政府との長い戦いも見ていこう。
■アノニマスとは
アノニマスは「ハクティビズム」を行う集団であるが、その言葉の起源は1996年の「Cult of the Dead Cow(cDc/死んだ牛のカルト)」まで遡る。cDcはコンピューターハッキング以前にも、電話ネットワークを使用した初期のハッキングで活躍した団体だが、検閲反対のスタンスを掲げており、「表現の自由は神聖である」という信条の元に活動していた(そしてその自由を脅かす者は自動的に敵と見なした)。現在のアノニマスは複雑な存在であるが、中心を持たず、行動予定表すら存在しない集団であるため、メディア研究者からは「自在に形を変えるサブカルチャー」、「複数ユーザーによる連続的な一期一会」のようなネットワークであると評論されてきた。アノニマスは「アノニマス会長」によって束ねられた、ガイ・フォークスのお面で年間予算会議に参加する集団ではない。「アノニマス」とは思想である。それが故、メンバーは常に入れ替わっている。典型的なアノニマスの活動を見てみよう:誰かがインターネットで「おい、こんな悪事を働いている奴がいるぜ」と書き込みをしたとする。もし別の誰かが「こりゃひどいな。何とかしないと」とコメントし、騒ぎが大きくなれば、賛同者も増えてくる。もしグループの賛同者が多く、活発になれば、誰かが「Op(オプ、作戦行動)」を始めよう、と提案する。「Op」の内容は様々だが、一旦成功してしまうと、同じメンバーは二度と揃う事は無いだろう。次の「Op」でも奮って参加するメンバーの何人かは重複しているかもしれないが、参加しないメンバーもおり、全くの新顔も混じっている(多数の逮捕者が出ても運動が鎮圧されないのはそのため)。そのため行動は予想不能であり、活動の内容も多種多様だ。
ブライアン・ケリーはアノニマスには3つの特性があると書いた:1つめは「問題点や権利に対しては、断固とした道徳的なスタンスを取り、直接的な挑発も厭わない」であり、大企業から政府まで相手に戦う(しかし、グループ内でも単に他人の不幸を喜びたい放火魔的な「lol(ワロタ)」を求める層と、真剣に社会正義とインターネットの行動力を信じる理想主義者たちの拮抗がある)。2つめは「オンラインのハッキング活動と伴う、物理的なプレゼンス」だーーつまりDDOSでサーバーを攻撃するだけでなく、マスクを着用して企業の前でデモを行い、Youtubeにデモの動画をアップロードする。3つめは「特徴的なブランド」であり、ガイ・フォークスのマスク、スーツを着た男性に顔の部分にクエスチョンマークを当て込んだアノニマスのロゴは我々の心に強い印象を残しているーー彼等は確かにブランド作戦に秀でているのだ。そんな彼等の名刺とも言えるあの決まり文句をもう一度見てみよう。
We are Anonymous.我らはアノニマス。
We are Legion. 我らはレギオンなり。
We do not forgive. 我らは許さない。
We do not forget. 我らは忘れない。
Expect us. 待っていろ。
(訳者メモ:「legion」は「軍団」と翻訳される事が多いですが、聖書の「我らはレギオン、数が多い故に」からの引用。)
■Anonの歴史
しかし、この標語にたどり着くまでに、アノニマスには長い道のりがあったのだ。アノニマスは、画像掲示板「4chan」から派生した。4chanは、2003年に当時15歳だったクリストファー・プール(Moot)によって設立された無名掲示板だ。プールの理想は「一切の検閲なしに、完全な匿名性で書き込める掲示板」だった。モットーは「荒らしたければ荒らせ。でも、ガチに争うのは止めようぜ」だったが、当然の事ながら放置主義から生まれたのは「相手をいかにガチにさせるか」の煽り合いのチキンレースだった。
そして4chanのランダムな話題を扱う「/b/」には、この空気を好む特性を持つネチゼンが全世界から押しよせるようになったが、掲示板が拡大するようになると、「なあ、俺たちには頭数があるんだから、何か良い事でもしたらどうだ」とネットでの勢力を現実社会に向けようとした。だが「/b/」のユーザーの多くは「楽しけりゃいいよ」とばかりに、セカンドライフの「Habbo hotel」に大量に押し寄せ、他のプレーヤーを阻害してプールを封鎖したり、「AIDSのせいでプールは閉鎖されました」などの看板を立てたり、荒らし行為を行っていた。この2000年代の牧歌的な集団が、政治活動に動き始めたのは全くの事故だったのだ。2006年、ニュージャージーで非常に差別的なラジオ番組を放送していたハル・ターナーが、全てを変えてしまった。4chanユーザーはターナーの番組にいたずら電話などの嫌がらせ行為をしていたが、ターナーはラジオ番組のファンを使って犯人の4chanユーザーの何人かの名前と住所を調べ、自分のウェブサイトに掲載した。憤慨した4chanユーザーが「住所を削除するように」と頼むと、ターナーは拒否した。4chanは「わかった。今のが最後の警告だったよ」とばかりに、ターナーとの接触を止め、「仕事」を開始した。数年後、4chanがターナーに対する「仕事」を完了した頃には、ターナーは仕事を失い、刑務所の中で暮らしていた。ユーザー達はメールを傍受し、友人の住所を調べ、メール記録の中にターナーが連邦判事を恐喝していた証拠を発見し、公開した。ターナーは自分の攻撃方法の何倍も酷い攻撃を受けたのだが、この攻撃の手法はアノニマスの定番となる。そして4chanユーザーが「世直しだ!」「俺たちすげえ」と歓喜する反面、「面白ければ何でも良い」というユーザーや、「おい、待てよ。個人から表現の自由を奪ってないか?」と、この流れに疑問を呈するユーザーも多くいた。しかし前例ができてしまった以上、4chanユーザーはまたも巨大な敵相手に戦うことになった。
■サイエントロジー戦
2008年、サイエントロジーはトム・クルーズが「麻薬患者を治せるのはサイエントロジーだけ」などと発言した信者用の動画をYoutubeにアップロードした。これは何千と言う批判コメントやパロディの動画の元ネタになったが、サイエントロジーは「こういったコメントはネットからすぐに削除して欲しい」などというお気楽なメッセージを公開し、ネットユーザーの神経を逆撫でした。サイエントロジーのオフィスのFAXは黒塗りのFAXが延々と届き、何千と言うピザの宅配は止まず、DDOSでサイトはダウンし、Googleで「危険なカルト」と検索すればトップにサイエントロジーのページが表示されるようになった。プロジェクト「Chanology(サイエントロジー + 4chan のもじり)」はそれまでのアノニマス最大のプロジェクトだったのだが、ターナーにしてもサイエントロジーにしても、「インターネットを敵に回した」ことでアノニマスの怒りを買った事に注意して欲しい。ターナーは未成年の4hanユーザーの親の住所を掲載する事でネットのルールを破っていたし、サイエントロジーはあからさまな検閲(や訴訟の脅し)を行おうとしたーーつまり4chanは「ネットの番人」として反撃したのだ。そして騒ぎの最中に反サイエントロジーのジャーナリストであるマーク・バンカーが、「ネットで騒ぐのもいいが、デモも有効で合法な抗議手段だぞ」と提案したことで、4chanユーザー達はマスクを付け、世界中のサイエントロジーの支部の前で抗議活動を行ったのだ。「ネットの番人」という「道徳的なスタンス」と、ネットに限定されない「物理的なプレゼンス」というアノニマスの特徴はここで出そろい、行動を予告するYouTube動画も後に続いた。Anonymousの予告動画は説明責任を果たすと同時に、「あれはアノニマスがやった事」という無関係の破壊行為のスケープゴートを不可能にするし、アノニマスの活動の手柄を横取りする事も困難になる。
公式チャンネル
2016年、VISA、MASTERCARD、PayPalは「WikiLeaksへの寄付の振込を規制する」という声明を出した。アノニマスは再び集まり、DDOSでこれらの三社のサーバーを攻撃し、停止させた(PayPalは数億ドルの損失が起きたと報告している)。作戦名は「Operation PayBack」となり、Twitterのアカウントにはこんなイヤミなコメントが並んだ。
There are some things WikiLeaks can't do. For everything else, there's Operation Payback.
(WikiLeaksにも出来ない事がある。出来ない事は「Operation PayBack」に任せましょう」。MASTERCARDの有名なCM『お金では変えない物がある。でも買える物はMasterCardで買いましょう』のパロディ)
■低軌道イオン砲
アノニマスはPayPalを通じてネオナチのサイトに募金できる事を暴露し、「こっちは良くて、WikiLeaksはダメなのかよ」と痛烈に非難した。しかしこのような闘争で最も驚くべき展開を見せたのが、オンラインストレージの「Megaupload」と「Pirate Bay」の閉鎖事件だった。何とアメリカ政府はインドのソフトウェア企業にDDoS用のツールを開発させ、これらのサイトを攻撃した:つまり、アノニマスのやり方をそのまま真似して取り入れたのだ(その一方でハッカーを逮捕した)。大手の新聞までもがアノニマスを非難して「君たち、そこまでしてポルノ動画や違法動画が見たいのかね」と挑発したが、アノニマスを激怒させたのは政府が自分たちのやり方を真似した事だろう。ここで少し脱線するが、アノニマスのDDoS攻撃の詳細を見ておこう。アノニマスは4chanで開発された「Low Orbit Ion Cannon(低軌道イオン砲)」を使って、匿名で同時にネットワークに負荷を与える。このツールは誰でも入手できるため、軽い気持ちで使用したユーザーが逮捕される事は珍しくない。ある少年はサイエントロジー相手にLOIC砲で攻撃を行ったが、FBIに逮捕され、一年間の間もPC付近への接近を禁止された。しかしDDoS 攻撃が、サイエントロジーのウェブサイトに情報公開を求める行動だとしたら(もちろん必要な回数より数倍の情報を要求しているが)、DDoSはデジタル時代の座り込みデモ活動だとは言えないのだろうか。脅迫やピザの注文もしていないユーザーが10年も投獄までされる現状に対して、アメリカでは弁護士のトア・エックランド(Tor Ekeland)がWIRED紙に「アメリカはハッカーに対する偏執症的な弾圧を止めるべきだ」という記事まで書いているのだ。エックランドはネット時代の人権や荒らしユーザーの人権保護などでネット専門の弁護を行うが、現在のアメリカでのサイバー犯罪に対する処罰と法整備は極めて冷酷であるため、行き過ぎたハッカーの処罰、投獄に問題提起しているのだ。
そして、エジプトの「アラブの春」でも、アノニマスは驚くべきほど大きな役割を果たしている。ムバラクがエジプト国内のネットを遮断すると、またしてもアノニマスはネットの番人として団結し、遮断できない仮想ネットワークの作り方をエジプトのネットユーザーに指南し、エジプトからのTwitterへのアクセスが遮断されるとエジプトの活動家からの通信をTwitter上で拡散し、政府軍の民衆に対する暴力行為の動画を動作サイトにアップしたのもアノニマスだったのだ。そして彼等の活動はエジプトだけでなく、チュニジアの政府転覆にも深く関与している。どうやらAnon達は独裁政権の転覆が大好きなようだ。ファーガソンの黒人少年の射殺事件後に警察署の電話回線を切り、オキュパイ運動でもアノニマス達は活躍した。2013年、オハイオ州の小さな田舎町スチューベンビルで、未成年の女の子がフットボールの花形選手にレイプされたと言う怪情報がTwitterで発信された。アノニマスは活動を開始して主犯グループのメールまで公開したが、これが現在のアノニマスの典型的なやり方なのだ:誰も聞いた事も無いような世界の隅っこで不正が発生し、Twitterに書き込みを行う。それを誰かが4chanに貼付けて、運動を煽る。これに目をつけたアノニマスがIRCチャットで活動を開始し、ついに声明文が公開される。それを大手メディアがこぞって紹介し、オハイオ州のスキャンダルは全世界の注目の的となり、不正を行った連中はいきなりスポットライトの中心に引っ張りだされるのだ(その頃にはターゲットのメールや住所も公開済みだろう)。そして勝利を祝ったアノニマスは解散し、同じメンバーが集まる事は無い。スチューベンビルのレイプ事件では大量の「doxing(個人情報の晒し)」が発生したので、事件への関与が疑わしい人物、無関係の人物の個人情報もネットで公開されてしまった。Gawkerは「事件から一年後のスチューベンビル」という素晴らしい記事を掲載したが、一連の事件は町を完全に破壊してしまったようだ:当時のテレビのインタビューで犯人を擁護しようとした住民には未だに世界中から殺害予告の手紙が届き、フットボールのコーチにも危害が及び、実際の事件では被害者の女の子の陰部に指を挿入しただけの事件だった(オハイオで州は強姦となる)のに関わらず、ネット情報であり一部のメデイアが報じた「投薬され、集団レイプされ、糞尿をかけられ、ひん死の状態で放置された」というストーリーを覆すことができないでいる。番組の最後のコーナーでは、アノニマスのメンバーの実像、そしてアノニマスのメンバーになる方法を見ていこう。
■アノニマスとは誰なのか
ネットの神出鬼没の集団を見てきたが、この集団に接触するにはどうしたら良いのだろうか。彼等はニュースレターも持たず、「Anonymous.com」のようなサイトも持たない(定期的な「Ops」情報を掲載する「Anon News」があるのみだ)。あなたが通常のウェブサーフィンを続ける限り、アノニマスとは全く接触しないだろうーー定期的にTwitterのアカウントで「低軌道イオン砲、撃て!!」というURL付きの号令は目にするかもしれないが(くどいようだが、本当にFBIが来るので撃ってはいけない)。ならアノニマスはどうやってメンバーを補充するのか:メンバーになるには、アノニマスの活動内容が交換される掲示板で「自らの価値」を証明する必要がある。ここで気をつけたいのが、アノニマスの全員がハッカーであるわけではなく、本物のハッカーが占める割合はアノニマスの1/5ほどなのだ。残りは広報担当、グラフィックデザイナー、カメラマン、声明文を書くライター達だ。もしあなたが秀でた才能や優れたアイデアを持ち込めるなら、アノニマスは喜んであなたを受け入れるだろう。全員がコードをかける訳でなく、上下関係も存在しない。より正確に言うと、会長や副会長はいないが、5人か6人ほどのヴェテランの「整理役」がおり、グループ内で大きな影響力を持つ。これらの「整理役」は他のユーザーに比べて賛同者が多いため、発案した「Ops」の成功率も高く、優秀な兵隊を抱えるため、さらに影響力が強くなる。だが彼等も一枚岩ではないので「おい、司令官Xさん、あんたが80年代から活躍してきたハッカーの古参であることは知ってるが、テレビのインタビューに答えるのは止めてくれ」「あんな奴は、アノニマスのポーズだけだろう。俺は今回のOpsは参加しねえ」などと、掲示板では整理役への非難を見かける事も多い(Commander Xは実際の人物)。整理役にまで話が及んだので付け足しておくと、何十年も活動している主犯級の「整理役」は決して闇に包まれた人間ではない:ベテランのジェレミー・ハモンドは逮捕されて最大10年の禁固刑となったし、同様にAnonymousとの密接な関係を持ったバレット・ブラウンも5年間の禁固刑を言い渡されている。
■ヒーローか、犯罪者か
こんなアノニマスを見て声を持たない人々に希望を与える「正義の味方」と見る人たちもいれば、司法長官エリック・ホルダーのように「アメリカの経済と国家安全への深刻化するリスク要因」と見る人たちもいる。Anon達は「俺たちは、金目的ではないよ」と言うだろうが、最近のアノニマスの派生集団の行動は疑わしい物も含まれているのだ。例えばウエストボロ・バプティスト教会は「GodHatesFags(神はホモが嫌い)」などの過激発言でアノニマスの怒りを買ったが、フレッド・フェルプスの個人情報はネットに公開された(フェルプスは憎悪されているので、これは非常に危険な行為)。問題なのはフェルペスの活動を長年非難してきた、孫のリビー・フェルプスの情報まで公開されたことだ。またアノニマスの派生グループである6人のメンバーの「LulzSec」は「50日のメイヘム作戦」と名付けた攻撃を開始したが、その対象は何と「誰でも良い」という内容だった。磁石を販売する「magnet.com」はいきなり「LulzSec」のメンバーから電話を受け、「磁石の仕組みを答えろ」と質問された。電話担当が答えられない事が明らかになると、「LulzSec」は「許せねえ」と単独で「Ops」を開始したのだ。しかしその反面、KKKのメンバーの公開などその活動内容は社会正義を伴う事が多いのも確かだ。KKKのメンバー公開では目新しいメンバー情報は無かったが、グループが未だに献金ルートを持ち、活発に活動している事は明確になった(リストに含まれた政治家が「あれは偽物だ。私は関係ない」と否定したが、アノニマスは声明を発表し、「データ公開は2回発生したが、2回目の公開はアノニマスは関与していない」と発言したーーつまり2回目は誰かが政治家の名前を付け足したことになる)。この事件でも情報公開における正確性、事実の「裏の取り方」の重要性が明確になったが、アノニマスの定義は広いため、行動にムラが出てしまう事は仕方ないのかもしれない。
しかし中央集権を持たずに、現在の行動を維持しているアノニマスの統率は逆に驚異的でもある:緩い連結で繋がれた、匿名の名無し集団はすぐに発狂してしまう筈なのに、事件発生の度に我々が「やり方は賛同できないけど、でもよくやった」と考えられるくらいには正気とバランスを維持しているのだ。
■最後に
そして最後に「Anonymous」という名前の語源が4chanのデフォルトユーザーである「名無し(Anonymous)」から由来している事を知っていただろうか?番組ホストのチャックとジョッシュは「今回のAnonymous特集で使える情報があるかも」と4chanを訪れたが、こんなサイトを見る度につくづく感じるのが「年を取ったなぁ」という実感だという。Redditのフロントページでもたまにそう感じるのだが、意味の分からないミームやGIF、ページの見方もわからないし、ネットスラングで会話する若者にはもうついていけそうがない。しかしあなたの職場を見渡してみようーースターウォーズとハッキングが大好きなあなたの同僚、アノニマスの抗議活動の日には必ず会社を休むあいつは、ひょっとしたらアノニマスなのではないか。
完全に忘れる所だったが、「HBGary」の事件でこの放送を結びたいと思う。数年前、セキュリティ会社の「HBGary」の社長はファイナンシャルタイムズの取材で「アノニマスに侵入工作した。トップの奴らの名前も知っている」と発言した。Anon達はすぐにハッキングで裏を洗ったが、この人物が嘘つきであるだけでなく、あるPowerPointの資料まで発掘した。この資料には「アノニマス対策」として掲示板やTwitterでの幼稚な分断工作、WikiLeaks対策の情報がまとめられていた。テレビ番組ホストのスティーヴン・コルベアはHBGaryの行動を「スズメバチの巣にペニスを挿入するような愚行」だと説明したが、その表現でも生易しかったようだ。HBGaryの機密情報は公開され、セキュリティ会社としての信頼は皆無となり、社長は辞任に追い込まれたのだ。
転載元:
http://www.stuffyoushouldknow.com/podcasts/the-lowdown-on-anonymous/
[–]kurehajime 15ポイント16ポイント17ポイント (0子コメント)
[–]vicksmanその他板 10ポイント11ポイント12ポイント (0子コメント)
[–]dumbleweeds 10ポイント11ポイント12ポイント (0子コメント)
[–]zodiaclawlgaikokujin 10ポイント11ポイント12ポイント (2子コメント)
[–]tamano_[S] 3ポイント4ポイント5ポイント (1子コメント)
[–]zodiaclawlgaikokujin 1ポイント2ポイント3ポイント (0子コメント)
[–]z8Qx-z1Xs 9ポイント10ポイント11ポイント (1子コメント)
[–]operakunチューリップ 8ポイント9ポイント10ポイント (0子コメント)
[–]Morenjersty 9ポイント10ポイント11ポイント (0子コメント)
[–]notmenoman 8ポイント9ポイント10ポイント (0子コメント)
[–]jotznwein 6ポイント7ポイント8ポイント (0子コメント)
[–]BathKm 5ポイント6ポイント7ポイント (0子コメント)
[–]vQRBpLQj0Japanese Friend 5ポイント6ポイント7ポイント (2子コメント)
[–]tamano_[S] 5ポイント6ポイント7ポイント (1子コメント)
[–]vQRBpLQj0Japanese Friend 1ポイント2ポイント3ポイント (0子コメント)
[–]illde56その他板 3ポイント4ポイント5ポイント (0子コメント)
[–]ktkr転載禁止 1ポイント2ポイント3ポイント (0子コメント)