恐怖で平和な「口避け女」

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世の中は、GW。
休みの長い人なら、10連休になるようだ。
ぼくも決して休みが多くはないが、久しぶりに高校の同級生男女6人が集まり、プチ同窓会を行った。

ついつい昔の恋ばなやかつての彼女が今何しているのか?いろんなやりとりが楽しみだ。

当然、いろんな人の秘密話になるわけで、義理堅い人は知っていても必ずこう言う。

「口が避けても、言えない」

なんどかそのフレーズを聞いているうちにぼくの中で昔の恐怖伝説がよみがえった。

ぼくが小学生の頃、世を騒がせた「口避け女」である。
人の少ない裏道にマスクをしたきれいな女性が立っていて、「わたしきれい?」と聞いてくる。
「きれいです」と言おうが、「きれいじゃないです」と言おうが、結局女性はおもむろにマスクをとる。





マスクの下から現れるのは、なんと耳元まで裂けた口である。

そして、やおら鎌を取りだし、怒り狂って口を裂かれてしまう。

同級生の広瀬くんが「昨日帰宅途中に口避け女に出会ったけれど、質問される前に猛ダッシュで逃げてきた」と言い、教室は恐怖で騒然となる。
みんな「良かった。良かった。」と言いながらも口避け女伝説は強力になってくる。

さらに、「口避け女は100メートル10秒台で走るので、絶対逃げれない!」なんという説も浮上してくる。

そのうち、「口避け女に口を裂かれた女は口避け女になる」なんてさらなる恐怖が浮上してくる。

その後、こうした噂も自然消滅していった。

近頃、実際の凶悪犯罪をテレビNEWSでみて、心を痛める時がある。

恐怖の都市伝説のほうが平和だなと実感するのは、ぼくだけであろうか?
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