中国外務省報道官「日本は言行一致を」
岸田外務大臣が25日、中国の南シナ海などでの動きを「一方的な現状変更」と指摘し、「新しい時代にふさわしい日中関係を築きたい」と述べたことに対し、中国外務省の報道官は「言行を一致させるよう望む」と述べ、中国の海洋進出などを批判する日本に姿勢を転換するよう求めました。
岸田外務大臣は今週末に中国を訪問して王毅外相らと会談する予定で、これを前に25日、東京都内で講演しました。
この中で、岸田大臣は「中国の急速かつ不透明な軍事費の増加や、東シナ海や南シナ海での一方的な現状変更の動きには国際社会が大きな不安を抱えている」と述べました。その一方で、中国の環境問題や不良債権処理問題などについて、「日本はいくらでも協力するつもりだ。そうした協力を通じて新しい時代にふさわしい日中関係を築きたい」と強調しました。
これに対し、中国外務省の華春瑩報道官は26日の記者会見で、「東シナ海と南シナ海での中国の活動は完全に正当かつ合法で、非難される余地はない。とりわけ、南シナ海の問題で日本は域外の国として自分のポジションと意識を正し、中国に対する、でたらめな批判はやめるべきだ」と述べました。そして、「岸田大臣の講演で多くの積極的なメッセージが出されたことに留意している。日本が言行を一致させ、両国関係の改善と発展のため着実に努力することを望む」と述べ、中国の海洋進出などを批判する日本に姿勢を転換するよう求めました。
この中で、岸田大臣は「中国の急速かつ不透明な軍事費の増加や、東シナ海や南シナ海での一方的な現状変更の動きには国際社会が大きな不安を抱えている」と述べました。その一方で、中国の環境問題や不良債権処理問題などについて、「日本はいくらでも協力するつもりだ。そうした協力を通じて新しい時代にふさわしい日中関係を築きたい」と強調しました。
これに対し、中国外務省の華春瑩報道官は26日の記者会見で、「東シナ海と南シナ海での中国の活動は完全に正当かつ合法で、非難される余地はない。とりわけ、南シナ海の問題で日本は域外の国として自分のポジションと意識を正し、中国に対する、でたらめな批判はやめるべきだ」と述べました。そして、「岸田大臣の講演で多くの積極的なメッセージが出されたことに留意している。日本が言行を一致させ、両国関係の改善と発展のため着実に努力することを望む」と述べ、中国の海洋進出などを批判する日本に姿勢を転換するよう求めました。