大型護衛艦「いせ」がフィリピンに寄港
空母のような広い甲板を備えた海上自衛隊の大型護衛艦が26日、フィリピンに寄港し、南シナ海の領有権を巡って中国と対立するフィリピン軍と自衛隊の関係強化に向けた取り組みが進んでいます。
フィリピンに寄港したのは海上自衛隊呉基地所属の大型護衛艦「いせ」です。
「いせ」は今月12日にインドネシアで行われた観艦式に派遣され、続いて日本やアメリカ、それに中国など30か国余りによる人道支援活動などを想定した共同訓練に参加したあと、26日、南シナ海に面するルソン島のスービック地区にある港に到着しました。
「いせ」は空母のような広い甲板を備えているのが特徴で、複数の哨戒ヘリコプターを搭載でき、潜水艦に対する高い警戒・監視能力を持っています。
南シナ海の領有権を巡って、中国と対立するフィリピンには今月3日に海上自衛隊の練習潜水艦が寄港するなど、自衛隊とフィリピン軍との間で関係の強化が進められていて、一連の寄港は海洋進出の動きを強める中国をけん制するねらいもあるとみられます。
大型護衛艦「いせ」の艦長の高田昌樹1佐は「今回はフィリピン海軍との親善訓練も予定しており、関係構築を進めていきたい」と話していました。
「いせ」は今月12日にインドネシアで行われた観艦式に派遣され、続いて日本やアメリカ、それに中国など30か国余りによる人道支援活動などを想定した共同訓練に参加したあと、26日、南シナ海に面するルソン島のスービック地区にある港に到着しました。
「いせ」は空母のような広い甲板を備えているのが特徴で、複数の哨戒ヘリコプターを搭載でき、潜水艦に対する高い警戒・監視能力を持っています。
南シナ海の領有権を巡って、中国と対立するフィリピンには今月3日に海上自衛隊の練習潜水艦が寄港するなど、自衛隊とフィリピン軍との間で関係の強化が進められていて、一連の寄港は海洋進出の動きを強める中国をけん制するねらいもあるとみられます。
大型護衛艦「いせ」の艦長の高田昌樹1佐は「今回はフィリピン海軍との親善訓練も予定しており、関係構築を進めていきたい」と話していました。