首相 サミット前に欧州・ロシア歴訪へ出発

首相 サミット前に欧州・ロシア歴訪へ出発
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安倍総理大臣は、伊勢志摩サミットに向けて、ヨーロッパ各国の首脳と事前の調整などを行うため、1日昼前、最初の訪問国のイタリアに向けて出発しました。出発に先立ち、安倍総理大臣は「G7=主要7か国が、世界経済の持続的かつ力強い成長に向けて、けん引役を果たしていくという認識を共有したい」と述べました。
安倍総理大臣は、今月開かれるG7サミット=主要7か国の首脳会議「伊勢志摩サミット」を前に、ヨーロッパの5か国とロシアを訪問するため、1日午前11時半ごろ、政府専用機で最初の訪問国のイタリアに向けて出発しました。
出発に先立って安倍総理大臣は、羽田空港で記者団に対し、「伊勢志摩サミットに向けて、各国の首脳と胸襟を開いて率直な議論を行いたい。世界経済が不透明さを増している中、G7がしっかりと議論を行い、世界経済の持続的かつ力強い成長に向けて、けん引役を果たしていかなければならないとの認識を共有したい」と述べました。
一連の会談で、安倍総理大臣は、世界経済の持続的な成長にG7として貢献するため、財政出動などに協調して取り組むとともに、テロや難民問題などに連携して対応する姿勢を示す強いメッセージをサミットで出したいという考えを伝え、理解を求めることにしています。
また、安倍総理大臣は、非公式にロシアを訪れて、プーチン大統領との日ロ首脳会談にも臨み、伊勢志摩サミットで討議するシリアやウクライナの情勢に加え、北方領土問題を含む平和条約交渉について意見を交わし、停滞する平和条約交渉の加速化につなげたい考えです。